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『ばけばけ』上回った「話題の秋ドラマランキング」1位は? 「毛嫌いしていたけど語りたい」「沼になりそう」

朝ドラ『ばけばけ』を上回った1位は? noteで語る人が多い2025年秋ドラマのランキングを見てみましょう。

イケメン俳優のはまり役作品が上位に

『ばけばけ』主人公のトキを演じる高石あかりさん。画像は「高石あかりファースト写真集 幻灯」(東京ニュース通信社刊)発売時の写真
『ばけばけ』主人公のトキを演じる高石あかりさん。画像は「高石あかりファースト写真集 幻灯」(東京ニュース通信社刊)発売時の写真

 note株式会社は、クリエイターが文章や画像、音声、動画を投稿し、ユーザーがそのコンテンツを応援できるメディアプラットフォーム「note」で話題になった、2025年秋クールのドラマのランキングを発表しました。

 noteでは閲覧数による広告収入が書き手に入らないので、自分が見た作品を語りたいという純粋な動機による投稿が多いことが特徴です。そんなnoteでの秋ドラマランキングのトップ10を下から見ていくと、

『シナントロープ』(テレビ東京)、『良いこと悪いこと』(日本テレビ)、『フェイクマミー』(TBS)、『ぼくたちん家』(日本テレビ)、『小さい頃は、神様がいて』(フジテレビ)、『ちょっとだけエスパー』(テレビ朝日)、『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』(フジテレビ)、『ザ・ロイヤルファミリー』(TBS)、『ばけばけ』(NHK総合)、『じゃあ、あんたが作ってみろよ』(TBS)

 という結果になりました。

 TBS系の日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』は、山本周五郎賞を受賞した早見和真さんの小説が原作で、JRA全面協力のもと実際の競馬場で撮影された本格競馬ドラマです。リアルな競馬シーンと、人間ドラマが融合した作品として話題を集めています。

 また9月末の放送開始から話題を呼んでいる、髙石あかりさん主演の連続テレビ小説『ばけばけ』も強さを見せました。小泉セツ、八雲(ラフカディオ・ハーン)夫妻をモデルにしたオリジナルストーリーのドラマで、明治時代の島根県松江を舞台に、怪談を愛する夫婦の何気ない日常を描く本作は、従来の朝ドラとは一線を画す、ゆるいコメディタッチと時代背景の絶妙なバランスが新鮮だと評価されています。

「厳しい現実も、家族のやりとりや日常のユーモアで温かく包まれているのが印象的」「悲惨な状況も明るく描く令和のドラマ。ポジティブな『諦め』が新しい」「主題歌が、朝から心に沁みる」といった感想が、noteに多数投稿されています。

 また、発行部数のべ40万部の同名大ヒットマンガが原作の『じゃあ、あんたが作ってみろよ』について語る人も多くいました。本作は、「恋人ファースト」な彼女を演じ、手の込んだ料理を作り続けて自分を見失った「鮎美(演:夏帆)」と、「料理は女が作って当たり前!」と思う令和には珍しい亭主関白な「勝男(演:竹内涼真)」の物語です。

 大学時代から付き合い、順調に見えた同棲から一転、プロポーズ直後に別れてしまったふたりが、料理を通して互いの「当たり前」を見つめ直し成長していきます。

 放送開始時から、「ハマり役!」「代表作になるのでは?」など竹内涼真さんの演技を賞賛する声や、夏帆さん演じる鮎美が自分らしさを解放する姿への共感、料理や家事にまつわる男女の偏見やモヤモヤを自分の体験と重ねる声など、さまざまな視点からの感想がnoteに掲載されました。「竹内涼真の陽キャ系サイコパスキャラがハマりすぎて沼になりそう」「毛嫌いしていた『じゃあ、あんたが作ってみろよ』を語りたい」など、当初は敬遠していた視聴者も引き込まれていく様子がうかがえます。

 そのほか、野木亜紀子さん脚本による、人生詰んだサラリーマンが”ちょっとだけエスパー”になって世界を救う完全オリジナルのジャパニーズ・ヒーロードラマ『ちょっとだけエスパー』や、三谷幸喜さんが25年ぶりに民放ゴールデン・プライム帯の連続ドラマで脚本を担当する半自伝的要素を含んだ青春群像劇『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』も、注目を集めているようです。

集計期間:2025年10月1日~31日

(マグミクス編集部)

【1~10位】え…っ! 『ばけばけ』『ザ・ロイヤルファミリー』上回ったのは? コチラが「noteで話題の2025年秋ドラマ」ランキングです(結果を見る)

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