”デジタル”が正式教科書に←閣議決定で「パラパラマンガ」の危機? 「落書き文化」消失を惜しむ声が広がる
デジタル教科書を正式な教科書とする法案が閣議決定されました。利便性が高まる一方で、パラパラマンガなどの「文化」が消える可能性に、SNS上で悲しみの声が広がっています。
2030年度にデジタル教科書が正式採用

2026年4月7日、政府は紙の教科書を電子化し、タブレット端末などで閲覧する「デジタル教科書」を正式な教科書とする学校教育法改正案などを閣議決定しました。このニュースを知り、SNS上では「文化がひとつ消えてしまうのか」という悲しみが広がっています。
これまでデジタル教科書は紙の教科書と同じ内容を端末に表示して授業で使える代替教材で、正式な教科書ではありませんでした。しかし、この法案が国会で成立すれば、2028年度の教科書検定を経て、30年度にも正式な教科書として使用が始まる見通しです。
これにより、厚さが増した教科書による「ランドセル重すぎる問題」などが改善されます。しかし、その一方で教科書への「落書き文化」がなくなる可能性に悲しみの声が広がっています。
学生時代、ページの隅に絵を描いてパラパラマンガにしたり、歴史上の偉人やイラストに落書きしたりして友人たちと創作を楽しんだ人は多いのではないでしょうか。特にパラパラマンガは紙の教科書ならではの文化と言えるものです。
SNS上では「パラパラマンガができなくなっちゃうのか」「こういう文化もなくなってしまうと思うと寂しい」「ザビエルに毛を生やしたり織田信長を鼻毛ボーボーにしたり、できなくなるのですね」「創造性を削るのは良くない」「筆記という行為がもたらす若年層の脳への刺激を全キャンセルするの、普通に望ましくない」「こういうくだらない思い出ほど青春の1ページとして大事でしょ」という声があがっています。
また「人の教科書見るの好きだったな」「当時センスがあるやつは羨望の眼差しを向けられてましたねえ」と懐かしい思い出に浸る人も見受けられました。
なお、すべてがデジタル教科書に切り替わるわけではありません。文科省では、「紙のみ」「紙とデジタル」「デジタルのみ」の3パターンを正式な教科書として想定されています。そのため教科書への落書き文化が完全に消失するわけではありません。しかし、教科書に落書きをして、それを友人と楽しむという経験は、世代を経るごとに少しずつ減少していくのかもしれません。
(マグミクス編集部 マンガ担当)




