『風薫る』の卒業集合写真が”史実”再現度高くて視聴者「泣けてきた」「胸熱」 加わった「もう1人」にも反響
『風、薫る』の卒業写真に、反響が相次いでいます。
ゆきとの2枚目は笑顔

2026年前期の連続テレビ小説『風、薫る』第12週59話では、主人公「一ノ瀬りん(演:見上愛)」、「大家直美(演:上坂樹里)」たちが、梅岡看護婦養成所を卒業しました。その記念に恩師「マーガレット・バーンズ(演:エマ・ハワード)」と撮った写真は、史実の有名な写真に基づいたもので、再現度が話題になっています。
59話では、バーンズとりんたちに加え、看護婦にならないという決断をして養成所を辞めていた同期「東雲ゆき(演:中井友望)」も登場しました。撮影された写真の2枚目では、ナース服のりんたちのなかに混じって、着物姿のゆきも写っています。
『風、薫る』の原案となったノンフィクション小説『明治のナイチンゲール 大関和物語』にも、同様の写真を撮った際のエピソードが載っていました。日本初のトレインドナースとなった、大関和(おおぜき・ちか)と鈴木雅もいる桜井女学校(現:女子学院)の看護学生たちの写真は、日本看護歴史学会のトップページにも掲載されているものです。
全員が花を持っているこの写真は、桜井女学校の設立者である宣教師のマリア・トゥルーと、校長の矢嶋楫子の計らいによって撮られました。バーンズのポジションにあたるイギリス人の教師、アグネス・ヴェッチが中央に座り、その右側にりんのモチーフの和、左側に直美のモチーフの雅がいます。『風、薫る』でも、同じ並び順となりました。
また、和たちと一緒に写真に写っている女学校の卒業生たちは、広瀬梅(前列右端)、小池民(前列左端)、桜井里似(後列右)、池田子尾(後列左)といいます。そのうち、梅、民、子尾は卒業後、看護婦にはならず、1886年(明治19年)に設立されたキリスト教系の日本の女性団体・婦人矯風会に入って、廃娼運動に関わったそうです。また、和たちには途中で辞めてしまった同期がふたりいました。理由は不明ですが、『風、薫る』と同様に、さまざまな事情で看護婦にならないという選択をしたのでしょう。
『明治のナイチンゲール』ほか、さまざまな『風、薫る』の関連書籍の表紙にも使われている写真が再現され、視聴者からは
「後世に残るあの写真か…」
「実際残っている写真と同じように撮ったのね。セピア色なのが良き」
「かの有名な『桜井女学校の1期看護婦生徒とアグネス・ヴェッチの卒業写真』だ。この人たちあって、今、病院で看護が受けられるという胸熱写真」
「なかなかの再現度です」
「みんなで写真撮るシーン、この写真が今まで残って本のカバーに…。ちょっと泣けてしまった」
「公的に出す卒業写真は6人の写真、でもみんなが部屋に飾る写真はゆきさんも入ってる写真なんだろうな」
「最初真面目な顔して写真撮って、ユキさんと一緒に笑顔で撮って、良かったね。当時もこんなことあったりして」
といった声が相次ぎました。
『明治のナイチンゲール』では、看護婦にならなかった梅たちも卒業後に名前が出てきているので、看護の道に進まなかったゆきや「泉喜代(演:菊池亜希子)」「柳田しのぶ(演:木越明)」たちの、今後の再登場にも期待しましょう。
一方、教師・アグネスは和たちの卒業後に香港に渡ったそうで、『明治のナイチンゲール』ではその後登場しません。59話で旅立ったと説明されたバーンズ先生は、これから本編に帰ってくるのでしょうか。
(マグミクス編集部 映画・ドラマ担当)