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アニメ放送25周年『地獄先生ぬ~べ~展』が開催中。スタッフの熱意が込もる資料が満載

1993年から「週刊少年ジャンプ」で連載された『地獄先生ぬ~べ~』(原作:真倉翔 作画:岡野剛)のTVアニメ放送25周年を記念した「地獄先生ぬ~べ~展」が、東京・有楽町マルイにて2021年8月29日まで開催中です。当時のキャラクターデザインや関係者のサインなど、ファン必見のアイテムが展示されています。

会場で「5年3組の教室」が待っている

「鬼の手」とともに、ぬ~べ~になりきれるフォトスポット(以下すべて、「地獄先生ぬ~べ~展」会場にて筆者撮影)
「鬼の手」とともに、ぬ~べ~になりきれるフォトスポット(以下すべて、「地獄先生ぬ~べ~展」会場にて筆者撮影)

 1993年から「週刊少年ジャンプ」で連載された『地獄先生ぬ~べ~』(原作:真倉翔 作画:岡野剛)のTVアニメ放送25周年を記念した「地獄先生ぬ~べ~展」が、有楽町マルイの特設イベント会場にて2021年8月29日(日)まで開催中です。

 入場は無料。会場に足を踏み入れると、まず出迎えてくれるのが「5年3組」の教室をモチーフとしたイベント会場です。5年3組は作中で主人公の、鵺野鳴介(ぬ~べ~)が担任となっているクラスで、懐かしい小学生用の机の上にはキャラクターデザインを務めた大西陽一氏の手によるデザイン画が展示されています。

 右側の壁には当時使用されていたセル画が飾られていますが、これはアニメのプロデューサーが自宅にずっと保管していたものを借りて展示しているもので、当時の関係者の『ぬ~べ~』にかける想いをうかがい知ることができます。

 教壇部分には、関係者のサインが展示されています。ひときわ目立つのが作画の岡野剛先生の美麗な色紙ですが、その横には原作の真倉翔先生が稲葉郷子と細川美樹を描いた色紙が並べられています。もともとは漫画家としてデビューした真倉先生ならではのサプライズと言えるのではないでしょうか。さらににその横にはぬ~べ~の声をつとめた置鮎龍太郎氏と、郷子の声を担当した笠原留美氏のサインが並べられています。

 教室の黒板部分と左側、そして後ろに展示されているのは、印象深いシーンを集めたアニメの名場面集です。ここでひとつ注意したいポイントが。黒板部分の左下に、会場を訪れた岡野先生と置鮎氏の直筆サインが書かれているのです(8月11日現在)。注意して見ないと見逃してしまいそうですが、ファン必見のサインですのでお見逃しなく。

 さらに教室の右奥には、TVアニメ版で作画監督などを担当した加々美高浩氏がキャラクターデザインのオーディションに参加した際の原画が展示されています。一見すると、なぜオーディションに落ちたのかが理解できないほど素晴らしいものなのですが、東映アニメーションの関係者によると「上手すぎて他の方が真似できない」のが落選の理由とのことでした。

【画像】展示もグッズも充実の「ぬ~べ~展」 幻となったキャラデザ画も(12枚)

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