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「よくアニメ化した」とファン賞賛の『ジョジョ』6部の過激描写 第1話から全力!

22年1月から放送のアニメ『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』では、原作ファンから「よくあのシーンをカットしなかった」という声が続々上がっています。今回はシリーズ屈指の過激描写が連続するなか、自主規制なしの英断が評価されたシーンを紹介します。

冒頭からフルスロットルで過激発言連発!最後まで突っ走れるのか?

過激描写をそのままアニメ化し、好評の『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』ビジュアル  (C) LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険SO製作委員会
過激描写をそのままアニメ化し、好評の『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』ビジュアル  (C) LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険SO製作委員会

 大好きな作品がアニメ化されれば、ファンとしてはもちろん嬉しい限りではありますが、自主規制の波に気圧され原作にあった過激な表現がカットされていたり、マイルドになっていたりすると一抹の寂しさを覚えるものです。

 そんななか「規制されてしまうのでは」というファンの心配を良い意味で裏切り、賞賛されているのがアニメ『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』(原作:荒木飛呂彦)です。これまでのアニメ『ジョジョ』では、テレビ放送版だと余りに残酷な描写や未成年(空条承太郎!)の喫煙シーンでは黒塗りの規制がかかっています。そして、第6部『ストーンオーシャン』もまた原作の描写の過激ぶりから規制ラッシュを心配する声が上がっていました。しかし、いざ蓋を開けてみれば……これまでの自主規制は何だったのかと思うくらい、冒頭からフルスロットルで駆け抜けてくれたのです。

 この記事ではそんなアニメ『ジョジョ6部』のテレビ放映済エピソードのなかから、ファンが賞賛した規制なしの過激なシーンをご紹介します。

●冒頭から徐倫の「マスターベーション」発言

 第6部のアニメ化の知らせを聞いて、少なからぬファンが喜びと同時に「冒頭シーンは大丈夫なのか?」と勝手な心配を寄せたことでしょう。幸い、その心配は杞憂に終わりました。

 問題のシーンは、まさに物語が始まってすぐの場面。主人公・空条徐倫(CV:ファイルーズあい)が、「留置所の鉄格子にムラついてマスターベーションをした」と告白するというシーンです。第6部のなかでも有名なこの場面は、幸いにもセリフが差し替えられることもなく、囚人たちの野次も含めた名演技が炸裂しています。とくにのちの良き相棒となるエルメェス(CV:田村睦心)の、愛のあるいじりに対する徐倫の応酬は素晴らしく、狂乱に満ちた第6部に相応しい幕開けとなりました。SNSにおいても「まさかそのまま放送するなんて」「絶対に冒頭のセリフじゃないだろ!」と、絶賛の声が相次ぎました。

●徐倫の「四つん這いストリップ」シーン

 さて「マスターベーション」はあくまでも発言で、直接描写はなかったから許されただけなのかもしれません。実際、6部では「もしや……アニメ化されたくないのか?」なんてファンの間で密かに噂されるほど過激な描写が、次々と放たれているのです。

 代表的な例は、刑務所収監の際の身体検査のシーン。看守は徐倫に対し、すみやかに全裸になるよう指示します。どうやら身体検査であると同時に、囚人たちに屈辱を与える「教育的」意味もあったようなのですが、徐倫はなにひとつ抵抗を示さずあっという間に衣服を脱ぎ捨て、尻を突き出す始末。「仰向けになりますか?」「それともブリッジするとか」と、看守を威嚇するのです。この場面もまた徐倫の精神力の強さ、気高さを象徴するシーンなだけに、一切規制なく放送されたことはファンから喝采が送られました。

 そして「マスターベーション発言」も「四つん這いストリップ」も、どちらも第1話の場面です。スタッフの皆様の覚悟を感じざるを得ません。

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