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「RX-78 ガンダム」多すぎ問題 「アレックス」や「GP」を「○号機」に数えないワケ

おなじみ、アムロが乗っていた「RX-78-2 ガンダム」には、1号機から8号機までの設定があります。ところが同じ「RX-78」でも、この「○号機」に数えられないものもあります。どういうことでしょうか。

「ガンダム○号機」に数えられない「RX-78」型機の事情

「ガンダム4号機」に数える説もあるが…? 「HG 1/144 ガンダム NT-1」(BANDAI SPIRITS) (C)創通・サンライズ
「ガンダム4号機」に数える説もあるが…? 「HG 1/144 ガンダム NT-1」(BANDAI SPIRITS) (C)創通・サンライズ

 2026年5月15日、「ファーストガンダム」こと最初の『機動戦士ガンダム』のリマスタープロジェクトが発表されました。「ガンダム50周年」を記念する企画の一環で、2029年の展開を予定しているとのことです。

 その、「アムロ・レイ」を主人公とする最初の『ガンダム』における主役機「RX-78-2 ガンダム」は、その型番が示すように、「RX-78」型機の「2号機」とされています。

 この「RX-78」型の「ガンダム」は、「RX-78-1 プロトタイプガンダム」から「RX-78-8」まで設定が存在し、それぞれ「ガンダム○号機」などと呼ばれています。アニメ本編に登場しない機体も、小説やゲームなどのメディアを通じてファンに知られており、「G-3」(3号機)や「マドロック」(6号機)といった名前に聞き覚えがある方も多いことでしょう。

 ところが、「RX-78」の型番を冠しながら、これに含まれない機体が存在します。代表的なものが「アレックス」の愛称で知られる機体と、「GP」シリーズと総称される一連の試作機でしょう。

「アレックス」こと「RX-78NT-1 ガンダムNT-1」は、OVA『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』(1989年)に登場した機体です。「アムロ・レイの搭乗を前提に開発されたニュータイプ専用機」という設定で、一年戦争の末期、サイド6にて最終調整が行われていたところ、ジオン公国軍特殊部隊との戦闘で大破してしまいます。

 なぜ「○号機」に数えられないのかについては、諸説あります。ひとつは「ガンダムNT-1は、開発拠点が他とは別(北米のオーガスタ基地)で、独自に開発されたニュータイプ専用機だから」とする説です。別の説では「3号機をベースに複数拠点で並行して研究が進められた結果、4号機相当の機体が複数誕生した」とし、NT-1もそのひとつとされており、マンガ『機動戦士ガンダム ポケットの中の戦争』(作:玉越博幸/原作:矢立肇、富野由悠季/KADOKAWA)はこちらの設定に沿っているようです。

 一方の「GP」シリーズは、OVA『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』(1991年)で初めて登場した機体群です。一年戦争終結後、地球連邦軍の軍備再建計画のもとでアナハイム・エレクトロニクス社が手がけた試作機で、「RX-78GP01 ガンダム試作1号機(ゼフィランサス)」をはじめ、核兵器の運用を前提とした「RX-78GP02A ガンダム試作2号機(サイサリス)」、大型の複合兵装を持つ「RX-78GP03 ガンダム試作3号機(デンドロビウム)」(MSユニット「ステイメン」とアームドベース「オーキス」によって構成)などが本編に登場しました。

 GPシリーズは、一年戦争当時のRX-78から設計を大幅に改めた新型機です。それでも「RX-78」という型番が引き継がれた背景として、BANDAI SPIRITSが公開する小田雅弘氏による「MS開発秘録」には、「ガンダム」が連邦軍内でのシンボルとして機能していたこと、そのイメージと型番を踏襲することが計画の推進において重要な意味を持っていたこと、などが記されています。新世代の機体でありながらあえて旧来の型番を継承した、いわば「名前の力」を借りた経緯があったというわけです。

(マグミクス編集部 ガンダム担当)

【画像7枚】同じなのは型番くらい こちら各々の個性が強すぎる「GP」シリーズです

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マグミクス編集部 ガンダム担当

「ファーストこそ至高」という実父の薫陶を幼少期より受け育つ。夢は物欲のままに立体化された商品をポチること。宇宙世紀作品を中心に、90年代、00年代、最新作まで幅広くカバーします。

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