ラスボスでもないのに話盛り上げすぎ! ジャンプの「チート級敵キャラ」3選
特殊能力系バトルマンガには、「チート」と呼ばれるほど強すぎる能力を持つ敵も登場します。そんな強すぎる敵能力者も、ラスボスであれば納得できますが、大した地位でもないただの刺客や、中堅幹部がとんでもない能力を持っていることも少なくありません。今回は、そんなラスボス以外の強すぎる特殊能力者の敵キャラを、「週刊少年ジャンプ」作品に絞って紹介します。
本体がすでに死んでたら勝てるわけない?

能力系バトルマンガには、単純に筋力を高めるものから、時を止めるものまで、多種多様な能力が登場します。時に、別の世界すら作ってしまうようなほど強すぎる敵キャラの登場は、大きな話題になります。そんな強すぎる能力を持つのは、何もラスボスだけではありません。今回はチート過ぎる能力を持つ、ジャンプマンガの中堅敵キャラを振り返ります。
●『ジョジョの奇妙な冒険』の「ノトーリアス・B・I・G」(本体:カルネ)
『ジョジョの奇妙な冒険』には、精神エネルギーが具現化された「スタンド」が登場し、さまざまな能力バトルが展開されます。各部のラスボスの能力ともなると時を止めたり、時を消し飛ばしたり、並行世界を行き来したりと、スタンド能力のスケールの大きさは飛び抜けていました。そんな『ジョジョ』において、ラスボス以外で絶望的な強さでインパクトを残した「無敵スタンド」と言えば、第5部「黄金の風」に登場した「ノトーリアス・B・I・G」が挙げられます。
巨大ギャング組織「パッショーネ」のボス直属の親衛隊のカルネは、主人公・ジョルノたちの前に現れた後にあっさり殺されてしまいました。しかし、カルネは彼の死後に真価を発揮する特殊な自動追尾型スタンド「ノトーリアス・B・I・G」を持っていたのです。
本体のカルネが死んでいるため、「ノトーリアス・B・I・G」は射程距離にも持続力にも制限がありません。周囲のあらゆるエネルギーを食らってどんどん巨大化していくうえに、周囲の最も速く動く物体を探知し無差別に襲います。「ノトーリアス・B・I・G」の前には、どれだけ速い攻撃も意味をなさず、時速800kmで飛ぶ飛行機にすら食らいつく凶悪さを持っていました。
他に動いているものがある状況で、それよりもゆっくりと攻撃した場合はダメージを与えられますが、わずかでも破片が残っていれば復活してしまうため、完全な殺害は不可能。まさに、怨霊のようなスタンドです。作中でも消滅させることはできず、飛行機とともに海に放り出すのが精一杯でした。「ノトーリアス・B・I・G」はその後、海中から通りがかった船を襲うようになったと描かれています。
※ここから先の記事は、『BLEACH 千年血戦篇』の未アニメ化のエピソードの内容を含みます。ご了承の上お読みください。
●『BLEACH』リジェ・バロの「万物貫通」
TVアニメも話題の『BLEACH』の「千年血戦篇」には、ラスボスである皇帝・ユーハバッハを筆頭に、とてつもないチート能力を持つ滅却師(クインシー)たちが多数登場しています。そのなかでも自身を「ユーハバッハの最高傑作」と自負するリジェ・バロは、無敵と言えるほどの能力と圧倒的なしぶとさを持っていました。
リジェ・バロの能力は、彼の持つ銃の銃口とターゲットの間にある、「全てのもの」を貫通する「万物貫通(イクサクシス)」です。この「万物貫通」の前では、どんな防御も意味をなさず、射程内にいる限り被害は免れません。しかし、この能力の真価は、自身の体にもその能力を適用できる点にあります。両目を開くことで移行できる「万物貫通」状態のリジェ・バロは、全ての攻撃がすり抜けてしまう無敵状態になれるのです。
リジェ・バロは、能力が強すぎるため、3回までは危機に陥った時にしか能力を発動しないという制限を自らに課していました。しかし、護廷十三隊総隊長となった京楽春水との戦いで、3回の能力発動に追い込まれたリジェ・バロは、「神の裁き(ジリエル)」形態へと移行し、常時「万物貫通」状態になったのです。全てを貫く攻撃と攻撃を受けない絶対防御を備えた「神の裁き」は無敵に思われたのですが、京楽の特殊な卍解には通用せず、リジェ・バロは首を落とされてしまいます。
しかし、首を落とされたリジェ・バロは、巨大な鳥のような姿になって復活し、京楽に深手を負わせました。まるでラスボスのような二度の変身を行ったリジェ・バロ。しかし、京楽の援護に現れた一番隊副隊長の伊勢七緒によって、自らが放った大技「神の喇叭(トロンベーテ)」を反射されてバラバラになりました。バラバラに四散し、さすがにこれで終わりかと思われたリジェ・バロですが、今度は飛び散った残骸がそれぞれ鳥の姿で復活し、尸魂界を破壊しようと暴れ回ります。
三度の形態変化を見せたしぶとすぎるリジェ・バロは、最後は吉良イヅルに分裂体をせん滅され、その後登場しなくなりました。ネットでは、「吉良に倒された」という意見が多いのですが、彼のしぶとさを考えると生きていても不思議ではありません。



