『スパイファミリー』本編で描かれない小ネタ5つ 「ロイドの任務の成功率は100%じゃない」
2022年10月より、第2クールの放送がスタートしたアニメ『SPY×FAMILY』。ロイド、アーニャ、ヨル、そして新たに家族の一員となった犬・ボンドは、それぞれに特殊な事情を抱えています。彼らには、アニメでおそらく描写されない設定があるのをご存じでしょうか? ファンブックで明かされた、フォージャー家の秘密とは?
お疲れ凄腕スパイ、ロイドの睡眠時間はたった2時間!
2022年10月より、アニメ『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』の第2クールが放送開始されました。BUMP OF CHICKENの「SOUVENIR」を背景に、フォージャー家の微笑ましい姿、ちょっぴり切ない姿が描かれるOPが最高です。
ロイド・フォージャーを中心に集まった、特殊能力を持つ一家のメンバー。『SPY×FAMILY 公式ファンブック EYES ONLY』(集英社)では、原作者・遠藤達哉先生が、各キャラクターのさまざまな設定を紹介しています。
それを読んでいくと、彼らのもっとかっこいい、かわいい、あるいは意外な一面が見えてきます。
●ロイドの睡眠時間はたったの2時間
表では精神科医として、裏ではスパイとして活躍するロイド・フォージャー。遠藤先生によれば、彼はショートスリーパーで2時間しか寝ていないんじゃないか、とのこと。これも驚きですが、彼にとって家族としての時間も仕事なので、起きている時間=22時間が彼の勤務時間なのだとか。
ハードワーカーという言葉がかすむほどの激務っぷり。それでも、ヨルさんやアーニャと一緒に過ごせるのなら、そんな日々も楽しめるのかも……?
●ロイドの任務の成功率は100%じゃない
作中、たまにハメを外した言動も見せつつ、とにかく有能な姿ばかりが目立つロイド。一流シェフを演じたこともあり、料理も完璧です。ですが、任務の成功率は100%ではないと、遠藤先生は言います。
ロイドは、一見派手なドタバタ劇が目立つものの、諜報活動という地道な任務を続けています。その過程では、目的を達成できずつらい思いをしたことも、少なくなかったのかもしれません。原作では、彼がスパイになった経緯が描かれています。ロイドのエピソードを読めば読むほど、フォージャー家で幸せに暮らしてほしいと願わずにはいられなくなります。
●アーニャの試験番号は遠藤先生の「元職場」
アニメ第5話で、ついにイーデン校の合格発表が行われました。しかし、合格者にアーニャの番号はありませんでした……。顔面蒼白で帰宅しようとするフォージャー家。しかし、エレガントなヘンダーソン先生に呼び止められ、補欠合格者のリストを渡されます。アーニャはリストの1番上、そして、試験番号「K-212」と書かれていました。
実はこの「K-212」、遠藤先生のかつての仕事場があった川崎市の郵便番号なのです。Kは「川崎市」を示していたのですね。なるほど……。
●ボンドはヨルよりフランキーになついている
第2クールで晴れて、フォージャー家の一員となった犬のボンド。予知能力を持つ彼ですが、モフモフな彼を見ていると、犬飼いたいな……という気持ちがくすぐられます。
そんなボイドが懐いている順は、アーニャ→ロイド→フランキー→ヨルだと遠藤先生は書いています。まさかのヨルさんが最下位! ……と思いましたが、この差はひとえに「ご飯のおいしさ」ゆえなのでしょう。
普段の散歩はロイドが連れていき、彼が忙しい時はヨルさんが連れているので、接している時間の長さにも差がありそうです。フランキーは……接しやすさという点で好かれているのかもしれませんね。
●フランキーは慈善活動にも従事している
フランキーの名前が出てきたので、彼の意外な一面も紹介していこうかと思います。フランキーはたまに、戦争被災者の支援や地雷除去といった、慈善活動も行っています。ロイド同様、つらい戦争を生き抜いた彼もまた、争いのない社会を願っているのでしょう。
そうした心根の優しさやかっこいいところを、もっと女性の前でも出すことができれば、すぐに素敵な恋人が見つかりそうですが……。がんばろうね、フランキー。
「やっぱりね」と思う秘密、「そうなの!?」と思う秘密と、アニメでは描かれないであろうフォージャー家の秘密を紹介してきました。そんな秘密の数々を知れば、もっと彼らのことが好きになるでしょう。アニメ第1クール放送時には、人気のため品切れも相次いでいた公式ファンブック。まだお手に取っていない方は、ぜひアニメのお供に読んでみて下さい。
(サトートモロー)