名作の再起動が続く今、あえて推す「まだアニメ化されていない」完結マンガ4選
完結後も多くの読者が愛してやまない数々のマンガ作品が、連載終了から時を経てアニメ化されるという現象が増えています。この記事では1990年~2000年代にかけて連載され、ファンから長年アニメ化が期待されている作品を4つ紹介します。
あの傑作を今こそ。アニメ化待望の作品たちと注目ポイント

近年、かつて「完結済み」とされた名作マンガが、初アニメ化あるいは再アニメ化されるという流れが増えています。テレビやNetflixなどの配信を通じて、あの頃夢中になった作品が見られるという現象は、往年のファンにとって胸踊る瞬間ではないでしょうか。1990年代から2000年代にかけて人びとを魅了しながらも、アニメ化に至らなかった作品のなかで、妄想と願望を込めて「この作品のアニメ化を見たい!」と思うものを4作品集めました。
●『20世紀少年』あの曲を流して、最後まで描き切ってほしい
少年時代の無邪気な「よげんの書」が、大人になった彼らを追い詰める世界的陰謀へと変貌します。1999年から2006年にかけて連載された、浦沢直樹先生による大河ミステリーの金字塔『20世紀少年』は、過去と現在、未来が複雑に交錯する物語として社会現象にもなりました。
実写映画化こそされたもののアニメ化は寸止め状態だった本作が、もしもアニメ化するのなら、やはり楽しみなのは「音楽」です。物語の象徴でもあるT.Rexの名曲「20th Century Boy」をはじめ、作中で主人公「ケンジ」が弾き語るボブ・ディランやローリング・ストーンズの楽曲を、本編でも流してほしいと考える人は多いのではないでしょうか。そして、連載終了後に加筆修正された「完全版」で語られた数々の要素を盛り込み、作品の真の完結を描ききってほしいと願ってやみません。
なお、浦沢直樹先生の名作『MONSTER』のアニメは、現在複数の配信サイトで視聴できます。今作の制作はマッドハウスで、作中の緊迫感や美しさと儚さの漂う各シーンを見事に表現していました。もしも『20世紀少年』がアニメ化されるのなら、ぜひマッドハウスに担当してほしい、なんて妄想を抱いてしまいます。
●『Eden: It’s an Endless World!』パンデミック後の世界
遠藤浩輝先生によるSF巨編『Eden: It’s an Endless World!』は、致死率15%を誇り、人体を硬化させ溶解させる「クロージャー・ウィルス」のパンデミックによって変容した近未来を舞台としています。コロナ禍を経た2025年の今、未知のウイルスによる社会の分断や変容を描いた本作は、かつてないリアリティを持つようになりました。
本作の魅力は、サイバーパンク的なガジェットのかっこよさと、哲学的な問いかけ、そして容赦のない残酷描写の融合にあります。主人公の「エリジャ」が、軍事組織による支配、新興宗教の台頭、科学技術の管理のなかで成長していく姿は、痛々しくも美しいものです。性暴力や民族紛争、人体損壊といったタブーも正面から描かれる本作を、ぜひ現代の映像技術を駆使して表現してほしいと思います。


