『チェンソーマン レゼ篇』最大の謎「レゼはパンツいつ穿いた」 真相がついに判明?
『チェンソーマン レゼ篇』を観た人びとは、圧巻の戦闘描写や淡い青春を描いたシーンに目を奪われたことでしょう。しかし、その裏で『レゼ篇』では「レゼってボムに変身後、いつパンツを穿いたの?」という疑問がありました。そしてコミック連載時から残り続けていたこの疑問が、ついに判明することとなりました。
タツキ先生から初めての言及が?

2025年9月19日より劇場版『チェンソーマン レゼ篇』が公開され、いくつもの名場面に魅了される人が続出しています。数々の戦闘シーンに圧倒されたり、「レゼ」のかわいさに悶絶したり、「デンジ」と「ビーム」のやりとりに笑みをこぼしたりと、どのシーンも「最高!」のひと言に尽きるばかりです。
※この記事では劇場版『チェンソーマン レゼ篇』の内容に触れています。ネタバレにご注意ください。
そのなかで映画の観客はもちろん、原作ファンがずっと気にしていたある謎がありました。それは、「レゼはボム(爆弾の悪魔)に変身したあと、いつパンツを穿(は)いたのか?」というものです。
レゼは首のチョーカーに付いたピンを抜くことで、爆弾にとげとげしい歯が生えた異様な顔と、爆竹やダイナマイトのような衣装を身にまとったボムへ変貌します。初回変身時には、自分のものであろう肉片が飛び散るなかでボムが登場するという、悪魔的にかっこいい演出にすっかり魅入られてしまいました。
そんなレゼは戦闘中、公安のデビルハンターで公安対魔特異課2課(以降:対魔2課)の攻撃に対処するため、彼女は頭を引っこ抜き対魔2課の訓練所に投げ込むという、まさに悪魔的な手段を講じます。このとき、身体を再生させるタイミングでパンツを穿いていないのですが、2課を全滅させてデンジたちに追いつくシーンでは、ちゃんと下着をつけているのです。
このシーンを目にした人びとのほとんどが、「いつパンツを穿いたの?」という疑問に駆られたことでしょう。実際、マンガ連載時にもレゼのパンツに対する考察がさまざまに繰り広げられました。そして、ひとつの説としてあがったのが、対魔2課の訓練所で調達したのではないかというものです。逃走するデンジを追いかけるという緊急事態のなか、ちゃっかりパンツを調達していたのかと考えると、レゼに対してほほ笑ましい感情がわいてきます。
そして、ことの真相は映画で配布された特別冊子『チェンソーマン 恋・花・チェンソー・ガイド』で語られました。冊子の一問一答コーナーでは、「ボムが2課からアキたちに追いついた際、いつの間にか下着をつけていました。どこで穿いたのでしょうか?」という、読者や観客にとってドンピシャで知りたい質問が。それに対して、原作者である藤本タツキ先生はこう答えていました。
「追跡中、どこかの家の洗濯物を盗んだんじゃないでしょうか?」
まさか、あの緊迫感あふれるシーンで洗濯物を盗んでいたなんて……。どことなく「しらんけど」というタツキ先生の思惑が添えられていそうな発言とともに、この疑問に終止符が打たれた瞬間でした。
(サトートモロー)

