映画『ワンピ』の次回作は難しい？　「歌は使えない」「一味以外の話観たい」

完結までには映画はあと1～2本？

　2022年8月に公開された映画『ONE PIECE FILM RED』は、シリーズ歴代最高のヒットを記録し、国内だけで197億円と記録的な興行収入となりました。映画『ONE PIECE』の次回作にも注目が集まりますが、ネット上では「次作のハードルが高すぎる」と話題になっているようです。

　映画『ONE PIECE FILM RED』では、赤髪のシャンクスに世界を魅了する歌姫・ウタという娘がいるという、衝撃事実から幕をあけました。話題を呼んだのが、素性を隠したまま活動する謎の歌姫・ウタの歌唱役です。2020年にリリースされた「うっせぇわ」が大ヒットとした歌い手・Adoさんを歌唱キャストとして迎えたことで、ストーリーだけでなく音楽ライブとしての見どころも生まれました。

　そんな『FILM RED』の次回作のテーマ予想として、ネット上では「ウタは特殊キャラだったから2作続けて歌モノはやれないよね」「純粋にストーリーで勝負するしかない」との声が。そして、原作本編が最終章を迎えていることから、「これからはもう本編と半分パラレルワールドのような話よりも、まだ謎になっている過去の事件や、重要キャラを映画で掘り下げてほしい」「もはや麦わらの一味は出さなくても、ある程度ヒットするんじゃないか」という意見もありました。

「『ロッキーポート事件』の詳細を映画化して、明らかにして欲しい」「ガープやロジャーの活躍が見たいし、ロックス海賊団の謎も気になるから、『ゴッドバレー事件』の映画化がいいな！」「本編の展開次第では『空白の100年』で何があったのか、じっくり見せる映画もできるんじゃないか」と、さまざまな願望、予想が語られています。

　また「白ひげの海賊人生を掘り下げてほしい。クロコダイルとの因縁も」「エースが船長から隊長になるまでが見たい」「ウタに対抗して、ハンコックの半生を映画化しよう」「シャンクスとミホークの戦いだけで、90分くらいなら見てられる自信ある」など、人気キャラクターの過去エピソードを推す声もありました。

　近年の劇場版『ONE PIECE』は毎年公開されるわけではなく、だいたい3年ほどの周期で作られています。本編の完結までにあと何年かかるのかは分かりませんが、「あとやれて2作、もしくは次回が完結前の最後の映画かな」「完結後も、その後の物語とか、本編で語り切れなかったエピソードの映画やって欲しい」と、さまざまな意見があるようです。『FILM RED』はあと少しで興行収入200億突破を逃してしまいましたが、次回こそはその大台を超えられるのでしょうか。