『鬼滅の刃』無一郎のキツ過ぎる言葉 「意識的な毒舌」への変化も見どころ?
「配慮に欠ける言葉」からの覚醒で「戦略的毒舌家」に!?

●言わなくていいのに…… 「配慮に欠ける」余計なひと言
無一郎の「配慮に欠ける」発言のなかには、「最後のひと言がなければ、ちょっと冷たい感じの発言」止まりだったのに……という残念なものもあります。淡々と事実を述べた後に、よけいなひと言を加えて、「配慮に欠ける言葉」を完成させてしまうのです。
たとえば、小鉄には「度を越えて頭が悪い子みたいだね」「赤ん坊じゃないんだから」といった、よけいなひと言を浴びせて傷つけています(ただ、小鉄の場合は、彼自身も毒舌キャラで、言われた分、燃え上がったり、影で言い返したりするので、大丈夫そうですが……)。
これは、もしかすると無一郎の鎹鴉(かすがいがらす)の銀子(ぎんこ) の影響もあるかもしれません。銀子は無一郎を溺愛するあまり、炭治郎や小鉄を下に見て、「アンタ達トハ次元ガ違ウノヨ」「馬ッ鹿ジャナイノアンタ」など、よけいなひと言を言ってしまうのです。
●覚醒とともに、「配慮に欠けた言葉」が変化
「刀鍛冶の里編」で、無一郎はとある「大切なこと」を思い出し、覚醒します。「配慮に欠けた」というのが、「相手を気遣う気持ちが不足している」ということであれば、覚醒した後の無一郎にはこの言葉はふさわしくないと言えるでしょう。
覚醒後の無一郎は、自らの意思で、作戦として上弦の伍・玉壺(ぎょっこ)に向けて「毒舌」を放ちます。「くだらない壺遊び」「便所に住んでいそう」「(玉壺の壷が)左右対称に見えないよ 下っ手くそだなあ」など言っている無一郎は、覚醒前のいつも心ここにあらずといった彼とは違い、どこか楽しそうです。
毒舌にも、感情や体温が感じられます。無一郎と玉壺の「悪口合戦」がどのように描かれるのか、戦闘シーンとは違った意味で楽しみです。
※禰豆子の「禰」は「ネ」+「爾」が正しい表記
(山田晃子)



