「足手まとい」から急成長したジャンプヒロイン もはや強キャラ?
彼女がいなければ作品は成り立たなかった?

●『ドラゴンボール』ブルマ
戦闘方面では怯えて怖がるばかりのブルマですが、その天才的な頭脳は、ナメック星へ行く宇宙船の開発をしたり、ベジータに頼まれて戦闘服を作ったり、物語の後半になるに従って心強いものになっていきます。
特に人造人間編では、未来のブルマが作ったタイムマシンがなければ成り立ちませんし、人造人間の設計図から弱点を推察するなど、強い存在感がありました。
そもそもタイトルにもなっているドラゴンボール探しは、ブルマが発明したレーダーがなければ始まりませんでした。そんな彼女が最初に願っていたのは「ステキな恋人」……ベジータは理想とは程遠い旦那さんのように見えますが、ベジータが死んだ時には「うわあああ~~~っ!! やだ~~~~っ!!」と泣き叫ぶ一面を見せていて、根っこは情に深く、なんだかんだ愛しているのだと察せられます。
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一護を守るために自分から戦線に立った織姫と、ルフィと一緒にいることで自然と戦いに巻き込まれているナミでは、ずいぶん印象が違います。また結婚した女性同士でも、戦いから一歩引いていたブルマと最前線にいた織姫では感じ方が違うでしょう。
さらにナミとブルマは無茶しがちな男たちに振り回されている者同士なので、話が合うかもしれません。こうした共通項や違いから、彼女たちの立ち位置や新たな魅力を探すのも一興です。
(かーずSP)