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『チェンソーマン』藤本タツキ先生の未アニメ化3作品 「話題を呼ぶ」可能性は高い?

劇場版『チェンソーマン レゼ篇』のヒットに続き、藤本タツキ先生の初期短編集に収録された8エピソードをアニメ化した『藤本タツキ 17-26』の劇場公開が始まりました。これを記念して、彼の過去作から未アニメ化作品を振り返ってみましょう。

アニメ化すれば話題必至? 2クール放送が合いそうな連載デビュー作

劇場版『チェンソーマン レゼ篇』ティザービジュアル (C)藤本タツキ/集英社・MAPPA
劇場版『チェンソーマン レゼ篇』ティザービジュアル (C)藤本タツキ/集英社・MAPPA

『チェンソーマン』で一躍時代の寵児となったマンガ家・藤本タツキ先生の作品は次々とアニメ化され、その勢いはとどまるところを知りません。同作以外にも2024年には『ルックバック』が映画として公開され、2025年10月17日からは初期短編集『17-21』『22-26』の収録作がアニメとなって劇場公開されています(同アニメは11月8日からはPrime Videoで配信されます)。

 このように、藤本タツキ作品のアニメ化が今も続いていますが、まだ「未着手」の傑作もあります。

 そのひとつが、『ファイアパンチ』です。藤本先生の連載デビュー作にして、その名を一躍広めた問題作です。氷に覆われた終末世界を舞台に、消えない炎に全身を焼かれ続けながらも再生能力によって生き続ける主人公・アグニの復讐と救済の物語が描かれます。

 藤本作品のなかでも暴力描写や倫理的に踏み込んだテーマが多く含まれているため、地上波で放送するのは難しいかもしれません。しかし、全8巻と2クールで放送するのにちょうどよさそうなボリュームで、かつ第2巻以降の展開を考えるとアニメファンの話題を呼ぶのは間違いなく、ぜひTVアニメとして観てみたいという人も多いでしょう。

ずばり『映画』がテーマの長編読切作品 劇場アニメになれば期待大?

 藤本先生の読み切りでは『ルックバック』が原作マンガ、劇場アニメともに公開後に大きな反響を呼びましたが、『さよなら絵梨』も同様の評価を期待できるのではないでしょうか。本作は、スマートフォンで母親の闘病生活を撮影し続ける少年・優太と、謎めいた少女・絵梨との出会いをきっかけに映画を撮り始めるという、読み切り作品です。

 約200ページという、読み切りとしては異例のボリュームでありながら、一気に読ませる構成力はさすがです。作中でも重要な要素である「映画」として公開されれば、『ルックバック』に続くヒット作となる可能性を秘めています。

原作はたった18ページだが… 幅広い視聴者に届きそうな作品

 最後に挙げる『フツーに聞いてくれ』は、藤本先生が原作を担当し、作画を『ちはやふる 中学生編』の遠田おと先生が手がけた異色の作品です。ある男子高校生の愛の告白から始まる本作は、藤本作品としてはかなりライトなトーンで読みやすく、アニメ化されたら幅広い視聴者層にアピールできるでしょう。

 問題は全18ページの読み切りという点だけで、TVアニメや映画にも適さないボリューム感だけですが、最近はYouTubeなど動画サイトだけでの配信や、年末にスペシャル番組などもあるため、そういった展開を期待したいところです。

 初期短編集のアニメ化発表により、藤本タツキ先生の作品群はますます注目を集めるでしょう。今回紹介した作品も、いつかアニメで観られる日が来るかもしれません。稀代のストーリーテラーが紡ぐ物語の映像化を、これからも楽しみに待ちましょう。

(はるのおと)

【画像】「えっ、何も着てないの?」これが観客がドキドキした映画『チェンソーマン』のシーンです(4枚)

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はるのおと

アニメやマンガ、ゲーム、デジタルガジェットに関するライター・編集。週に65本くらいTVアニメを楽しみながら、大体アニメ関係のメディアや雑誌やムックや公式サイトなどでテキストを書いています。著書に「90年代アニメ&声優ソングガイド」(DU BOOKS)など。いつでもお仕事募集中。
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