打ち切り(?)でファンは嘆いたが 2026年アニメ化のジャンプ作品 「原作復活もある?」
数ある「週刊少年ジャンプ」のマンガには、打ち切りのような幕切れを迎えながらも、アニメ化が発表された作品があります。なかには、来年2026年に放送が予定されているタイトルもあり、連載終了後も作品を支持し続けたファンからは歓喜の声があがっていました。
最終回とアニメ化が同時発表という異例の作品も

「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載されたマンガのなかには、惜しくも「打ち切り」を疑ってしまうような、急な最終回を迎えた作品もありました。しかし、完結後にアニメ化されるケースもあり、来年の2026年にも2作品の放送が予定されています。
2025年10月13日に公式XにてTVアニメ化が発表されたのが、『超巡!超条先輩』(作:沼駿)です。2024年2月より連載開始した本作では、眠らぬ街「珍宿」を舞台に、超能力を操る巡査長「超条巡」と、その相棒である柔道娘「一本木直」が街の平和を守るため奔走します。個性豊かなバディが繰り広げるコミカルな掛け合いや、超能力を使った派手なアクションシーンなどで注目を集めました。
同作はKADOKAWAグループが主催する「次にくるマンガ大賞」で、2024年コミックス部門6位、2025年には同部門3位を受賞し、2年連続でランクインしています。デジタル版を含むコミックスは累計30万部を突破するなど人気を集めていながら、掲載順が低迷していたのか、2025年6月のジャンプ28号にて、1年4か月の連載に幕を下ろしました。
当時の公式Xでは、突然の最終回報告にファンの悲しむ声が相次いでいます。その後、TVアニメ化の発表が行われると、「アニメになってあのメンツのやり取りを観られるのは最高すぎる」「超巡ロスからのアニメ化、ありがとう!」などと喜びの反応が見られました。なかには「アニメで人気が出たら再連載もあるのでは」と、原作マンガの再開を期待する声も高まっています。
『黒子のバスケ』で知られる藤巻忠俊氏の最新作『キルアオ』は、2023年4月のジャンプ20号から連載され、2025年9月の同40号で連載が終了したのと同時に、アニメ化が発表されました。本作は、謎の蜂に刺されたことで中学生の姿になった伝説の殺し屋「大狼十三」が、学校生活のなかで騒動に巻き込まれながら青春をやり直す物語です。
同作では中年男性視点での学生生活や、その裏で殺し屋としての仕事も行うスリリングな展開もあるなど、新感覚のコメディーが描かれます。斬新な設定やギャグとアクションのバランスの良さで人気を集め、「全国書店員が選んだおすすめコミック2024」で7位、「次にくるマンガ大賞2024」コミックス部門で10位に入賞するなど、注目されていました。
約2年半にわたって連載が続いた本作ですが、十三が元の身体に戻る方法などの謎を残したまま急展開のラストで完結を迎えたため一部では「打ち切りでは」という噂もささやかれています。
連載修了同時にアニメ化が発表されたため、「ならなぜ連載が終わってしまったのか」と戸惑う声もあったものの、「アニメだと絶対テンポや動きも良くなると思うから楽しみ」「原作が終わったのは残念だけど、アニメ化はうれしい」といった期待の声が多くあがっています。
ジャンプ本誌では完結しているものの、2026年のアニメ放送では新たなヒット作となるかもしれません。
(LUIS FIELD)
