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「原作読んでないってマジ?」実写化で怖いぐらい完全再現された衝撃の敵キャラ

個性的な敵キャラクターが登場するマンガでは、実写化の際に再現できるのか不安の声があがることもあります。しかし、なかには驚くほどの演技で作品の雰囲気を体現し、ファンから絶賛されたキャストもいました。

原作読んでないけど再現度は「最高」

萩原聖人さんプロフィール写真
萩原聖人さんプロフィール写真

 人気のマンガ作品が実写化される際には、キャラクターの性格や外見などが原作のイメージからかけ離れてしまわないかと、ファンの不安がつきまとうものです。物語を動かす主人公はもちろん、重要な「敵キャラクター」が個性的な作品で、その魅力が損なわれると面白さも半減してしまうでしょう。しかしなかには、公開前に不安を抱かれながらも、本編では驚くほどの再現度で心配を覆した例もありました。

 2026年3月13日に新作実写映画『ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編』が公開予定の実写版「ゴールデンカムイ」シリーズ(原作:野田サトル)では、2024年秋にWOWWOWで放送された『連続ドラマW ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―』の第2話に登場した「辺見和雄」役の萩原聖人さんの演技が、ファンから絶賛されています。

 辺見は、アイヌの金塊の手がかりとなる刺青を彫られ、網走監獄から脱獄した囚人のひとりで、100人以上の命を奪った殺人鬼です。凶悪な素性の一方で、主人公「杉元佐一(演:山崎賢人)」に心を奪われ恍惚の表情を浮かべるなど、愛嬌のある一面も持っています。

 複雑なキャラである辺見を演じるにあたり、萩原さんはあえて原作を読まずに撮影へ臨んでおり、見事に演じきっています。その再現度の高さに、「ヘンタイ殺人鬼っぷりが原作通りで最高」「萩原聖人さんの解像度高すぎた」「萩原さんの実力はもちろん、ちゃんと辺見とはどんな人物か、演出しきったスタッフも凄い」と評判です。

 また、意外なキャストとしてファンから驚きの声があがったのが、2024年の実写映画『【推しの子】-The Final Act-』(原作:赤坂アカ/作画:横槍メンゴ)で重要キャラ「カミキヒカル」を演じた二宮和也さんです。同作は、主人公「アクア(演:櫻井海音)」と「ルビー(演:齊藤なぎさ)」が、推しのアイドルである「星野アイ(演:齋藤飛鳥)」の子供に転生する物語です。しかし、アイが何者かの思惑でファンに殺害されたことをきっかけに、成長したアクアは事件の真相を追っていきます。

 作中の黒幕であるカミキは、原作では推定30代前半のキャラですが、実写版では40代の二宮さんがキャスティングされ、発表当時は驚きの声が出ていました。二宮さん自身も、出演の相談を受けた際にプロデューサーと年齢差について話し合ったことを、ラジオ番組「BAY STORM」(bayfm)で明かしています。

 しかし、公開されると二宮さんの演技力の高さに「短時間でカミキの危うさや寂しさ、異常さが伝わる」「原作よりも得体のしれないキャラと化してた」と、称賛する声があがっていました。

 また、同年の2024年に公開された映画『はたらく細胞』(原作:清水茜)では、バンドグループ「SEKAI NO OWARI」でボーカルを務めるFukaseさんが、意外な強敵を演じ、好評を博しました。同作は、体内で働く細胞たちを擬人化して描く物語で、映画では原作にはない人間世界を舞台にしたドラマも描かれています。

 Fukaseさんは、あるキャラクターの体内を冒す白血病を作り出す「異常細胞」として出演し、最後に「白血球(演:佐藤健)」の前に立ちふさがりました。「自慢じゃないんだけど、僕のろまなんですよ」というFukaseさんは、佐藤さんとの激しいアクションについて「人生史上もっとも早く動きました」と、同作のアフタートークで振り返っています。

 Fukaseさんは俳優デビューを飾った映画『キャラクター』(2021年)でも強烈な悪役を演じており、「サイコパス気味の悪役が本当にうまい」「FUKASEくんがお兄ちゃんって声掛けてくるの、かわいいのに狂気を感じるの最高」と絶賛を受けました。

(LUIS FIELD)

【画像】え、「キモッ」「でもかわいい」コチラが萩原聖人さんが『ゴールデンカムイ』で演じた衝撃しかない変態キャラです

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LUIS FIELD

マンガやアニメをこよなく愛するライターが多く在籍する編集プロダクションです。幅広い年代が所属し、レトロ系から新作までおさえた「語りたくなる」記事を心がけています。

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