まもなくアニメ放送も楽しめる、高評価の実写化3作品「不安が吹っ飛んだ」「カッコ悪い役が似合う(笑)」
人気が高いマンガは、アニメ化や実写化など、さまざまなメディアミックスが展開されることも少なくありません。もうすぐ放送が始まる2026年冬アニメのなかには、実写化もされて、キャラの再現度や体を張った演技から好評を得た作品もあります。
l公開前の不安を払拭した実写化成功作品

もうすぐ放送が始まる2026年冬アニメは、『葬送のフリーレン』や『ダーウィン事変』など、新作アニメや続編アニメに注目作が目白押しです。なかには、実写化もされて「実写化成功」といわれたり、俳優が「ハマり役」といわれたりした作品もあります。
明治末期の北海道を舞台に、道内に隠された金塊を巡る争奪戦を描いた『ゴールデンカムイ』(原作:野田サトル)は、2024年1月に実写映画1作目が公開され、同年10月から実写ドラマがWOWOWで放送されました。金塊を探す主人公「杉元佐一」役は山崎賢人さん、杉元の相棒のアイヌの少女「アシリパ」役は山田杏奈さんが演じています。
本作は、個性的なキャラが多いことや徹底的な資料をもとに描かれたアイヌ文化などから実写化の難易度が高いとされ、公開前は否定的な意見もありました。しかし、公開後はキャラの再現度の高さや丁寧なアイヌ文化の描写、迫力ある戦闘シーンなどから、一転して高い評価を受けています。
2026年3月13日に公開される『ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編』にも大きな注目が集まり、4名の新キャストが発表された際は話題になりました。2026年1月5日から放送されるアニメはいよいよ最終章となりますが、実写版はこれから物語が中盤に差し掛かることや、未登場のキャラも多くいるため、まだまだ話題は尽きないでしょう。
キャスティングも高評価、女性ふたりの同居ストーリー
2024年に実写映画が公開された『違国日記』(原作:ヤマシタトモコ)は、人見知りの小説家「高代槙生」が、両親を交通事故で亡くした姪「田汲朝」を引き取り、手探りで同居生活を始める物語です。槙生役を新垣結衣さん、朝役を当時新人ながらオーディションで抜擢された早瀬憩さんが演じています。
キャストが発表された当初は、槙生がクールで不器用な女性のため、かわいらしいイメージの新垣さんは合わないのではないかと不安視するファンもいました。しかし、公開されると新垣さんは自然な演技で槙生を演じており、「これまでのガッキーとは違う一面が見られた」「キャスト発表時はえ!?と思ったけど、思った以上に槙生ちゃんだった」と評価が一転しています。
一方の早瀬さんも新人とは思えない透明感のある演技で朝を演じ、観客から「演技が良くてガッキーがいても存在感があった」「早瀬さんの素朴な演技に惹き込まれた」と絶賛されました。なお、2026年1月4日から放送されるアニメは、槙生役を沢城みゆきさん、朝役を森風子さんが演じる予定で、こちらもファンから「イメージ通り」と喜ばれています。
主人公の「変顔」が強烈だった、群馬県コメディ
井田ヒロト先生のマンガが原作の『お前はまだグンマを知らない』は、グンマに転校してきた男子高校生「神月紀」が、郷土愛あふれる生徒たちからさまざまなグンマの風習や文化を教えられるストーリーです。群馬県のご当地ネタで人気を博し、2018年のアニメ第1作目のほか、2017年にはドラマ化や実写映画化されました。2026年1月からは、アニメ『お前はまだグンマを知らない~令和版~』がYouTube「鉄道チャンネル」で放送予定です。
実写版は原作をもとにオリジナルストーリーで構築されており、一部設定変更が賛否を呼んだ一方、神月役を演じた間宮祥太朗さんの演技が評価されています。間宮さんは顔を歪めたり白目を剥いたりする顔芸のほか、ズボンを下ろして下腹部を露出する振り切った演技を見せました。
これらの体を張った演技には、ファンから「かっこいいのに、なんでこんなにもかっこわるい役が似合うの(笑)」「表情筋がどうなってるのってくらい変顔が炸裂してる」と笑いや評価の声があがっています。
※山崎賢人さんの「崎」は「たつさき」が正しい表記
※アシリパの「リ」は小文字が正しい表記
(LUIS FIELD)



