「踊らされていた…」最終回で驚愕の事実が判明? 2025年秋アニメの衝撃展開2選
2025年秋アニメも続々と最終回を迎え、なかには思いもよらぬ展開を迎えた作品もありました。そうした衝撃的な作品には、視聴者からどのような声があったでしょうか。
最終回後の展開に広がる想像

少しずつ年の瀬が近付き、2025年秋アニメも多くの作品が最終回を迎えています。なかには期待されたラストで思いもよらぬ展開や衝撃的な描写があり、視聴者から驚きの声があがったタイトルもありました。
※本記事では、『野生のラスボスが現れた!』『永久のユウグレ』終盤の内容に触れています。ネタバレにご注意ください。
●そもそもの「前提」が覆る事態に!?
『野生のラスボスが現れた!』(原作:炎頭)では、物語が進むにつれて数々の事実が覆されていきました。物語は、地球で暮らす青年(CV:小野賢章)が、ゲーム画面に現れた女神の質問に答えたことをきっかけに、オンラインRPG「エクスゲート・オンライン」の世界へと召喚されるところから始まります。やがて青年は、自身のプレイヤーキャラクターである「ルファス・マファール(CV:小清水亜美)」として目覚め、側近の「ディーナ(CV:薄井友里)」とともに、かつての配下を集めるため旅立ちます。
第10話では、ルファスがディーナから、自身が魔人族の幹部「ウェヌス」としての顔を持つテストプレイヤーであることを明かされます。ルファスはあえて責任を問わなかったため、ふたりは元の関係に戻りました。
続く第11話では、ルファスと魔神王「オルム(CV:速水奨)」が向き合い、物語の核心に関わる重大な秘密を話そうとしますが、第三者の乱入によって話は途中で遮られ、真相は明かされないままとなります。
最終話では、帰郷したルファスが、かつての仲間である「パルテノス(CV:かないみか)」や、その孫の「ウィルゴ(CV:大森こころ)」と再会します。さらに、以前に魔神王オルムが語ろうとしていた内容と、パルテノスから新たに得た情報を突き合わせた結果、ルファスは自分たちが女神の手のひらの上で踊らされていたことを確信し、復讐を決意しました。
物語は続きが強く気になる形で幕を閉じましたが、最終回の放送終了後には第2期の制作決定が発表されています。
視聴者からは「ルファスのダークヒーロー作品かと思ったら、最終回で前提が違ってたと気付いて驚いた」「まだディーナには謎がありそうだし、続きが気になる」などの声があがりました。

●一見するとハッピーエンドだけど……?
オリジナルアニメ『永久のユウグレ』は、眠りから目覚めた「姫神アキラ(CV:梅田修一朗)」が、アンドロイド「ユウグレ(CV:石川由依)」とともに旅をする物語です。ユウグレに酷似したかつての恋人「王真樹トワサ(CV:茅野愛衣)」との再会を目指す道中で、アキラは多くの人びとと出会い、両親の絵本を探す少女「アモル(CV:富田美憂)」や、協力者の青年「ヨクラータ(CV:阿座上洋平)」が旅の仲間として加わっていきます。
物語の途中で、アキラは自分自身の正体がアンドロイドであることを知り、その事実にショックを受けて再び眠りについてしまいます。約7年間の眠りから目覚めたアキラが自身を救ってくれたユウグレと急速に親しくなる一方で、その輪に入れない人間のアモルは疎外感を抱くようになりました。やがて、ヨクラータの裏切りによって、アモルはアキラたちと同じアンドロイドとなり、行く手に立ちはだかる存在となるのです。
最終回では、アモルがアキラのコアを引き抜き、ユウグレと激しい戦いを繰り広げます。その戦いのなかで、ふたりは互いの本心を打ち明け合うことになりました。一方、ヨクラータは野望を果たせないまま消し炭となり、力尽きてしまいます。
戦いの決着後、ユウグレの手によって復活したアキラは、トワサの墓を訪れ、自身の気持ちを語りました。また、アモルは元の体へと戻ったものの昏睡状態が続いていましたが、終盤で目を覚まし、アキラやユウグレと抱き合う姿が描かれています。
一見ハッピーエンドのように感じられるラストでしたが、視聴者からは「穏やかな雰囲気で終わったように見えるが、アモルの立場を考えると過酷すぎる」「AIや社会制度をテーマにした挑戦的な作風が非常に刺激的だった」といった声があがっています。
(LUIS FIELD)
