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『Zガンダム』「トンデモ行動多すぎ」な主人公カミーユ 「精神崩壊」までの苦難の歩み

1985年から1986年にかけて放送された『機動戦士Ζガンダム』。本作のファンの間でよく語られるのが、主人公カミーユが精神崩壊を起こす衝撃の結末です。一方、もともと起伏の激しい性格であったため「最初からトンデモ行動が多すぎるのでは?」と言われることも。そんなエキセントリックなカミーユ・ビダンというキャラをご紹介します。

名前イジりだけで暴力沙汰! 起伏の激しい主人公・カミーユ

カミーユの精神崩壊が衝撃となった『機動戦士Zガンダム』 画像は『機動戦士Zガンダム -星を継ぐ者- [DVD]』(バンダイビジュアル)
カミーユの精神崩壊が衝撃となった『機動戦士Zガンダム』 画像は『機動戦士Zガンダム -星を継ぐ者- [DVD]』(バンダイビジュアル)

 カミーユ・ビダンは『機動戦士Ζガンダム』の主人公であり、ガンダムMk-IIおよびZガンダムのパイロットです。劇中の彼は、女性のような名前にコンプレックスを持っていました。そのため、「男の証明を手に入れたいから」という理由で空手、ホモ・アビス(小型飛行機)、ジュニア・モビルスーツなどに積極的に取り組んでいました。

 実際カミーユは、その名前を耳にしたジェリド・メサから「なんだ男か」と名前をバカにされたことに怒り、殴り掛かった事もあります。名前をバカにされたからとはいえ、それだけで暴力を振るうなんて、歴代ガンダム主人公のなかでも起伏の激しさが目立ちます。

 その後も、ティターンズ兵を殴ったり蹴ったりモビルスーツで踏みつぶそうとしたりするなど、数々の暴挙に出ます。なかでも印象的なのは9話にて、反地球連邦組織・エゥーゴの出資者であるウォンにミーティングの遅れを指摘されるシーンです。

 カミーユは「鉄拳制裁」と称して殴られてしまいますが、自分に非があるにもかかわらず殴り返しているのです。そのうえ、自分が気絶しそうになったら「暴力はいけない」と発言。自分の行動を棚上げし出すシーンは、ファンの間でも語り草となっています。

 しかし、そうしたトンデモ行動も15話でのカツのエゥーゴ加入を機に減少します。カツは、無断での出撃や、ティターンズからのスパイであるサラに恋心を抱き、あっさりモビルスーツを渡してしまうほど、カミーユ以上に問題行動を起こすことが多々ありました。カミーユはそんなカツの世話役をしているうちに、少しずつ軍人としての責務を自覚していくに至ったように思えます。

 フォウとの出会いも問題行動が減少していく要因になっていそうです。彼女と惹かれ合う過程でカミーユは自分の名前を肯定できるようになりました。自分の名前を最も男らしくないものの象徴として忌み嫌い、良くも悪くもそれが行動原理となっていたカミーユにとって、これはコンプレックスの解消と言えるでしょう。

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