『ドラクエ』シリーズで微妙に違う「しんでしまうとは…」集 王様の容赦無さは共通?
定番セリフのバリエーションが一気に膨らむ『ドラクエIII』

●この多様性は喜ぶべき? さまざまな「しんでしまうとは…」が聞ける『ドラクエIII 』
勇者ロトの伝説に深く迫る『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』。その冒険はさらに険しく、時に全滅する危機も訪れます。その場合、王様からは「しんでしまうとは ふがいない!」と言われてしまいます。
「なにごとだ!」から「なさけない…」となり、そして「ふがいない!」に着地。全滅した方の落ち度とはいえ、勇者の苦労はなかなか報われません。
しかし『ドラクエIII』だと、時に王様次第で定番セリフが変わります。例えば、イシスの女王からは「しんでしまうとは かわいそう」と言われ、勇者の気持ちに寄り添ったような言い回しに。ささやかな気遣いが、心に染みわたります。
叱咤ではないパターンでは、ラダトームの王様が口にする「しんでしまうとは あわれなり」というものもあります。なんだか達観した物言いですが、これも本人の人柄が窺えます。反面、かなりひどいのが、エジンベアの王様が放つ「しんでしまうとは なんといなかものじゃ」でしょう。死んだ上に立場まで見下され、勇者の不満も爆発寸前に違いありません。
「しんでしまうとは…」の前置きもなくなりますが、サマンオサの王様の場合は「そなたほどのものが やられるとは なんと おもいがけぬ!」と驚愕。王様にとって勇者は、自分を窮地から救ってくれた恩人なので、その強さを高く評価していたのでしょう。まさかという驚きで、「しんでしまうとは…」すら口にせず、率直な気持ちを吐露しています。
最後に紹介するのは、王様ではありませんが、「ちきゅうのへそ」で勇者が死ぬとランシールにいる神官の前で目覚めます。その時、神官が「しんでしまうとは しかたのないやつじゃな!」と発言。怒られているのか、苦笑に近いのか、広い心で受け止めてくれているのか。受け止める側次第で色々と解釈できそうな点は、さすが神官と言うべきかもしれません。
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「しんでしまうとは…」の一言だけでも、作品ごとに全く違う『ドラクエ』ロト三部作。しかも『ドラクエIII』は、バリエーションも豊かになりました。しかし、この定番セリフも『IV』以降はほとんどなくなり、一部にその名残りが見られる程度に。怒られるのは嫌ですが、なくなってしまうのも妙に寂しいものです。
(臥待)





