『キン肉マン』ファンに愛された名脇役 「奇行・問題発言は当たり前!」
一大ムーブメントを巻き起こした大ヒット作『キン肉マン』には、超人たちより目立っていそうな地球人キャラも存在します。今だと問題になりそうなハチャメチャな言動でファンを魅了した、名脇役たちを紹介します。
ある意味、超人たちよりも目立っていた?

大ヒット作品『キン肉マン』は、アニメ放送40周年を記念して新シリーズの制作が発表されました。同作は、主人公のキン肉マンを始めとする超人たちが熱い戦いを繰り広げるプロレス系格闘マンガですが、ぶっ飛んだギャグシーンにも定評があります。
そんなおもしろパートで、ある意味「超人たちより目立っていたのでは?」と感じるような、個性的な地球人の脇役が存在しました。今回はそんな『キン肉マン』の名物キャラたちを振り返ります。
まずひとりめに紹介するのは、目立ちたがり屋の中年男性「与作」です。テレビカメラの前でハレンチなパフォーマンスを披露して、周囲を困らせる人物でした。
序盤のギャグパートの常連で、映画『ロッキー』に感化されてキン肉マンのボクシングコーチ役をかって出たり、超人オリンピックの競技開始前にお得意の裸踊りパフォーマンスを披露したりと、いろんな場面で爪痕を残しました。
そんな与作について、ネット上では「与作さんの裸踊りは、まるでお笑い芸人のアキラ100%みたいでした」「『おら、見ちゃいけねぇものを見てしまっただぁ~』のセリフが好き」といった感想が寄せられており、脇役なのに愛されキャラであることがわかります。
続いて紹介するのは、広い額とメガネが特徴の“アデランスの中野さん”こと、中野和雄です。この中野さんは、作者である「ゆでたまご」氏の連載当時の担当編集者がモデルとなったキャラでした。
マンガでは格闘技好きの観客としてたびたび登場し、アニメでは解説者なども担当しています。「女房を質に入れてでも(試合を)見に行かなければ」というセリフでおなじみですが、アニメでは妻の公子とイチャイチャするシーンが多数描かれている愛妻家です。
アデランスの中野さんは、2019年に行われた「JR東日本 キン肉マンスタンプラリー めざせ全駅制覇!編」で中野駅のキャラクターとして採用されています。
そんな作中屈指の名物キャラの中野さんについて、ネットでは「ゆでたまご作品には欠かせない名バイプレーヤー」「アニメとか二世での解説者としての活躍も忘れられない」といった声があがっています。