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違和感どこ行った? 自然すぎて気付かなかった人気キャラクターの「代役」

代役から正式な2代目声優へ

天津飯の代役を務めた人のなかには、七色の声を持つ声優の名も……。 画像は『S.H.Figuarts 天津飯』(バンダイ)
天津飯の代役を務めた人のなかには、七色の声を持つ声優の名も……。 画像は『S.H.Figuarts 天津飯』(バンダイ)

 アニメ『進撃の巨人』に登場する、幼少期のエレンとミカサを巨人から救った駐屯兵団所属の兵士であるハンネスは、もともと『クレヨンしんちゃん』の野原ひろし役で知られる、藤原啓治さんが演じていたキャラクターです。しかし2016年8月から藤原さんが病気療養のため活動休止となったことで、TVアニメシーズン2からは津田健次郎さんが代役を務めました。

 ふたりともオトナの色気をただよわせるハスキーボイスの持ち主ですが、魅力の方向性はやや異なります。それでも津田さんは藤原さんのような渋くてかっこいいハンネスを演じきり、ファンからも「声の方向性が違うのにハンネスって分かる」「違和感どころか、途中で交代してたことにすら気付かなかったわ」といった絶賛の声が挙がっていました。

 ただ藤原さんは闘病のすえ、2020年4月に亡くなっています。そのため津田さんは代役ではなく、2代目としてそのままハンネスを続投することになりました。余談ですが、ほかにもアニメ『ワールドトリガー』の林藤匠や、スマートフォン向けアプリ『鋼の錬金術師 MOBILE』のマース・ヒューズ役などで、津田さんは藤原さんの後任として、その役を引き継いでいます。

 基本的に声優交代は一度だけのことがほとんどですが、なかには数回に渡って代役が立てられたキャラクターも見られました。実をいうとアニメ『ドラゴンボール』の天津飯は、3回も声優が変わっているキャラクターです。

 天津飯を最初に演じた鈴置洋孝さんはアニメ『機動戦士ガンダム』ブライト・ノア役で知られる声優で、2006年に亡くなられています。2009年より放送されたアニメ『ドラゴンボール改』からは、アニメ『新機動戦記ガンダムW』ヒイロ・ユイ役などでおなじみの緑川光さんが2代目天津飯に抜擢されました。

 一方で1989年放送のアニメ『ドラゴンボールZ』では、鈴置さんが体調不良で入院していた82話と84話だけ、山寺宏一さんが一時的な代役を務めています。またゲーム『ドラゴンボールZ バーストリミット』と、ゲーム『ドラゴンボールZ インフィニットワールド』では真殿光昭さん(『勇者王ガオガイガー』ピッツァ役、ソルダートJ役ほか)が担当しました。

 そのなかでも山寺さんの天津飯は、視聴者がまったく気付かないほどに違和感がなかったことで評判です。実際にSNS上でも「声のトーンとか話し方の再現度が完璧」「鈴置さんの天津飯と聞き比べてもほとんど差がなくて、山ちゃんのすごさをひしひしと感じた」などと評されていました。

 人気キャラの代役を務めるうえで、本人にかかるプレッシャーは想像以上のものでしょう。そんななかで違和感なく自然な演技を見せてくれた声優は、さすがというほかありません。

(ハララ書房)

【画像】本当に変わった? 「違和感仕事しろ!」と話題になった声優交代(5枚)

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