放送1か月で「大化け」した春アニメ 「不穏すぎる展開」に、今からでも追いつきたくなる?
2026年春アニメも中盤戦に突入し、作品ごとの評価が見え始めてきました。なかには序盤こそ様子見だったものの、数話を経て一気に化けた作品も少なくありません。『霧尾ファンクラブ』『スノウボールアース』『レプリカだって、恋をする。』など、途中からギアが入った注目作を振り返ります。
「狂気のラブコメ」がシリアス展開に?

2026年春アニメが幕を開けてから、およそ1か月が経ちました。物語はいずれも3分の1ほど進み、各作品の面白さが見えてきた頃です。一部には最初の1、2話で視聴を止めてしまったという声も聞こえてきますが、その判断は本当に正しかったのでしょうか? 話題作ひしめく今期には、途中で「化ける」「ギアが入った」作品も多く存在します。
アニメ『霧尾ファンクラブ』(原作:地球のお魚ぽんちゃん)は、クラスメイトの「霧尾賢(CV:梶原岳人)」に想いを寄せる女子校生ふたりの止まらない妄想と愛を描いたラブコメディーです。「恋は人を狂わせる」とよく言いますが、果たしてここまで狂ったラブコメヒロインはほかに存在するのでしょうか。
特に「三好藍美(CV:稗田寧々)」の霧尾愛は常軌を逸しており、彼の臓器はもちろんのこと「おなら」まで愛せるほどです。さらに第2話ではもうひとりの主人公「染谷波(CV:若山詩音)」とともに、霧尾くんへ捧ぐラブソング(またの名を涙なめなめソング)を作成。「狂気の曲」として視聴者に強烈なインパクトを与えました。
どこまでもコメディー色の強い作品でしたが、第4話では藍美と霧尾くんの出会いが明かされ、一気にシリアスな空気へと変化します。あの涙なめなめソングすら切ないラブソングに聞こえてくる展開で、感情が追いつかなかった視聴者も多いのではないでしょうか。同時に、一気に作品へ引き込まれた人も少なくないはずです。
※アニメ『霧尾ファンクラブ』は、MBS/TBS系28局「スーパーアニメイズムTURBO」枠にて毎週木曜日24:26より放送中。ABEMA、Amazon Prime Videoなど各サービスでも配信中です。
「人類敗北」を経て… 凍てつく地球から始まる胸アツ展開

アニメ『スノウボールアース』(原作:辻次夕日郎)では、対怪獣戦線「E-RDE(エルデ)」に所属するパイロット「流鏑馬鉄男(CV:吉永拓斗)」と銀河怪獣との戦いが描かれます。初回から外銀河踏破戦艦「エルデ号」が撃沈し、相棒のロボット「ユキオ(CV:平川大輔)」の自爆を経て人類が敗北を喫する展開は、多くの視聴者に強烈なインパクトを残しました。
その後、鉄男はひとり雪と氷に覆われた地球へ降り立ち、生き残りの人類と出会います。相棒との別れを経て、このまま極寒サバイバルが始まるのかと思いきや、第3話では思わぬ胸アツ展開が待っていました。
ネット上でも「展開アッッッッッツ!」「すっごいテンションあがった」「3話連続で見るべきアニメ」といった声が相次いでおり、作品のギアがあがったと感じた視聴者も少なくありません。
※『スノウボールアース』は、毎週金曜日23時30分より日本テレビ系全国30局ネット「FRIDAY ANIME NIGHT」枠にて放送中。Netflix、Amazon Prime Videoなど各サービスでも配信中です。
「まさかそんな…」切ない展開の先に衝撃描写が?

今期はラブコメ作品や青春ドラマが充実しており、先述した『霧尾ファンクラブ』をはじめ、『氷の城壁』(原作:阿賀沢紅茶)や『ポンコツ風紀委員とスカート丈が不適切なJKの話』(原作:横田卓馬)など注目作が並んでいます。そんななか、先の読めない展開で多くの人を惹きつけているのが『レプリカだって、恋をする。』(原作:榛名丼)です。
まず、本作の主人公「ナオ(CV:諸星すみれ)」は人間ではありません。高校2年生の「愛川素直(CV:諸星すみれ)」にそっくりなレプリカであり、彼女が学校へ行けないときは、代わりに登校する役目を担っていました。オリジナルに尽くすためだけに存在するナオが、クラスメイトに恋してしまうところから話が動き出します。
ただ、物語の節々にはレプリカであることについての苦悩や、オリジナルを羨(うらや)む心の闇などが垣間見え、切なく胸を打つラブストーリーの裏側でどこか不穏な空気も漂っています。そして第4話終盤では、一気に作品の空気を変える展開が描かれ、視聴者に大きな衝撃を与えました。詳細はあえて伏せますが、続きが気になるラストだったことは間違いありません。
(ハララ書房)
※アニメ『レプリカだって、恋をする。』は、TOKO MXほかにて毎週火曜深夜24:30より放送中。ABEMA、Amazon Prime Videoなど各サービスでも配信中です。



