瞬殺？　『ワンピ』現状の安否が不安なキャラ3選　ワノ国での活躍後、最終章では

「壊滅」「敗北」に絶望？

　最終章が盛り上がりを見せているマンガ『ONE PIECE』では、「安否」が心配な主要キャラクターも目立ちます。この記事では、なかでも特に読者が心配している人気キャラについて紹介します。

※コミックス最新106巻に未収録のエピソードの情報を含みます。

●ユースタス・キッド（キッド海賊団）

　原作1079話では、新世界にある「エルバフ」に停泊中の赤髪海賊団が登場しました。そして、ワノ国を出航後、同じくエルバフに近づいたユースタス・キッドたちは、シャンクスの率いる船団を壊滅させようと攻撃をしかけようとします。

　しかし、シャンクスは作中で初めて披露した必殺技「神避（かむさり）」の一太刀で、キッドをあっという間に返り討ちにしてしまいました。さらに巨人族のドリーとブロギーのふたりの大技「覇国（はこく）」によって、キッドたちの乗る「ヴィクトリア・パンク号」は大破させられてしまいました。

　これらの攻撃によってキッド海賊団は「壊滅」したと書かれており、その後の安否は一切不明のままです。

　SNS上ではファンからの「シャンクスが強いのはわかってたけど、ああも一撃でやられてしまうなんて」とショックを受ける声や「キッドの安否はいつわかるの？」と、心配する声が挙がっていました。

　ちなみに、コミックス104巻に収録された「SBS」のコーナーによれば、キッドたちの船「ヴィクトリア・パンク号」は早世してしまった友人の名前をつけたそうです。そんな大事な船が大破させられたことにより、ネット上では「ヴィクトリア・パンク号が木っ端微塵にされたということは、もう死んでしまった友人の名を貰った船では航海できないってことか」「シャンクス、なんてことしてくれたんだ」など、ファンの悲しみの声もありました。

●トラファルガー・ロー（ハートの海賊団）

　ルフィやキッドと同時にワノ国を出航したトラファルガー・ローは、新世界にある「勝者島」で黒ひげ海賊団船長のマーシャル・D・ティーチたちに敗れてしまいました。1081話では、ロー率いるハートの海賊団の潜水艇「ポーラータング号」が、ティーチによって沈められています。

　瀕死状態のローに近づいたティーチでしたが、力を振り絞って「月の獅子（スーロン）」化したべポがローを背中に乗せ、海中へと逃げ出しました。ローは「仲間をおいていけねェ」とべポに戻るよう指示しますが、べポは「北の極東地からおれ達……やってきたじゃん！！誰も…死なねェよっ！！」と涙ながらに訴え、逃げ続けます。

　同話では「『ハートの海賊団』敗北」というナレーションも入り、その後ローたちの安否は明らかになっていません。

　ネット上では「べポがいてくれてよかった」という安堵の声や、「ローを含めてハートの海賊団が大好きなのでどうか無事でいて」と彼らの無事を願う声が多くあがっていました。

キッドとローは、「ワノ国編」で悪魔の実を覚醒させ、ビッグ・マムを撃破したことも記憶に新しかったため、そんなふたりが一瞬にして物語から退場してしまう展開に衝撃を受けた人が多かったようです。

　重要キャラゆえにこのまま死亡、ということはないでしょうが、どのような形で再登場するのか注目が集まります。

●モンキー・D・ガープ（海軍の英雄）

　1080話では海軍中将モンキー・D・ガープが、黒ひげ海賊団に誘拐されたガープの弟子・コビーを助けるため、海軍本部機密特殊部隊「SWORD」の面々を引き連れ、海賊島ハチノスまで乗り込みました。しかし、激闘の果てに、彼も安否が心配されるキャラクターのひとりとなってしまいます。

　1087話では、かつてのガープの弟子であり、現在は海軍を辞めて黒ひげ海賊団の一員となってしまったクザンとの、「旧師弟対決」が繰り広げられました。

　その後、コビーをかばい、「スケスケの実」の能力者・シリュウに刀で貫かれても奮闘を続けるガープでしたが、最終的にはクザンの「ヒエヒエの実」の能力で氷漬けにされてしまいます。部下たちに自分を置いて逃げるように指示したガープは、「お前たちが海軍の未来じゃ」と言って大笑いしました。

　状況的に大ピンチであることはもちろん、ロジャーやエースなど、「Dの一族が死の間際に笑う」という法則も当てはまっており、ガープが死ぬのではと心配するファンの声はSNS上に多くあがっています。「死亡フラグ立てすぎ」「そもそもマンガの『最強ジジイ』は全般的に死にやすいからマジで心配」などの声がありましたが、今後どうなるのでしょうか。