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「自分の個性は消す」 原作ファンも納得の再現度!本郷奏多が演じた実写キャラたち

男子学生も人外もハマりすぎ!

●『GANTZ』の西丈一郎

本郷奏多が西丈一郎を演じた映画『GANTZ』ポスタービジュアル (C)奥浩哉/講談社 (C)2011 「GANTZ」 FILM PARTNERS
本郷奏多が西丈一郎を演じた映画『GANTZ』ポスタービジュアル (C)奥浩哉/講談社 (C)2011 「GANTZ」 FILM PARTNERS

 死んだはずの人間が黒い謎の球体に召喚され、異形の「星人」たちとの戦闘を強いられることになる『GANTZ』では、本郷さんは人気キャラ・西丈一郎を演じました。主人公・玄野が参加する以前から戦闘に身を投じていた西は、主人公サイドのキャラクターではありますが他人の命を軽視する冷酷で非道な性格をしています。

 その容貌は細身で色白、切れ長の瞳がクールな端正な顔立ちで、連載の途中からはかなりの美形になっていき、本郷さんが演じる役柄のなかでも特に、ビジュアル含めイメージが一致したという声が多かったキャラクターです。

 美形ながら猟奇的で残虐な内面を表情、声色、しぐさから再現しファンだけではなく原作者の奥浩哉先生もハマり役だと評価し、本郷さん本人も後に「キャリアのターニングポイント」と語るほどのハマり役となりました。

●『鋼の錬金術師』のエンヴィー

 錬金術が存在する世界を舞台に描かれる荒川弘先生原作のダーク・ファンタジー作品『鋼の錬金術師』で本郷さんが演じたのは、主人公と敵対するホムンクルスのひとりであるエンヴィーです。エンヴィーはさまざまな姿に変身できる能力を持ち、相手の大切な人のフリをして人間を騙すなど狡猾な面を持っています。

 その一方で、「嫉妬」という誰もが無関係ではない感情を体現した、どこか憎めない不思議なキャラクターでもあり、原作ファンの本郷さんはエンヴィーの哀愁や、人の形をしていながら人ではないという独特な雰囲気を演じることに苦労したと語っています。

 独特な質感の黒髪のロングヘアや華奢なスタイル、肌の露出の多い特殊な衣装といった中性的なビジュアルでさえ自然に見せてしまうのは、本郷さんの作品へのリスペクト、解像度の高さあってのものでしょう。

●『NANA2』のシン(岡崎真一)

 長きにわたり厚い支持を集めている矢沢あい先生の代表作のひとつ『NANA』の実写版2作目では、本郷さんは1作目の松山ケンイチさんに代わって若きベーシスト・シン(岡崎真一)を演じました。主人公のひとり・大崎ナナのバンドメンバーであるシンは、10代半ばという年齢でありながら達観した雰囲気がある大人びた少年ですが、年相応の子供っぽさも持ち合わせています。

 映画が公開された2006年当時の本郷さんは、原作でのシンと同じ年頃だったこともあり、リアルな少年らしさを醸し出していました。本郷さん以外にも前作からキャストが代わっていることで賛否の声もありましたが、どこか浮世離れした雰囲気すら感じさせる演技には、原作ファンをも納得させる説得力がありました。

(椎崎麗)

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