「自分の個性は消す」 原作ファンも納得の再現度!本郷奏多が演じた実写キャラたち
多くの実写化作品に出演してきた俳優・本郷奏多さんは、自身のYouTubeチャンネル「本郷奏多の日常」でも演じてきたキャラクターの話題を取り上げるなど、原作へのリスペクトを大切にしていることが知られています。その真摯さゆえに原作ファンからの信頼も厚いようです。
見た目も振る舞いも、再現度が高すぎるキャラの数々!
原作の人気が高ければ高いほど賛否両論が巻き起こるマンガの実写化作品ですが、かなりのマンガ好きとして知られる俳優の本郷奏多さんは、原作への強いリスペクトで数々の二次元キャラクターを好演してきました。たびたび話題に上がるハマり役の多さに、キャストのなかに本郷さんの名前を見つけると安心するという声もあります。
数々のインタビューで「なるべく原作のキャラクターのイメージ通りに演じたい」「個性は消すべきと考えている」など、実写化のオファーが多数来るのも納得のこだわりを語っている本郷さんは、2023年12月14日からNetflixにて全世界同時配信予定の実写版『幽☆遊☆白書』(原作:冨樫義博)では、主要人物のひとりである飛影を演じており、注目を集めています。今回はそんな本郷さんが演じてきた、人気キャラクターを振り返ります。
●『アカギ』の赤木しげる
『銀と金』『カイジ』シリーズなど多くの賭博マンガを手掛けてきた福本伸行先生が、麻雀をテーマに描いた作品『アカギ~闇に降り立った天才~』で本郷さんが演じたのは、主人公である最強のギャンブラー・赤木しげるです。
本郷さんはもともと作品を読むために麻雀を勉強したと語っているほどの原作ファンで、白髪の赤木を演じるにあたって地毛をブリーチし、まるでマンガから出てきたかのような見事な容貌で注目を集めました。
福本先生のマンガは、ひと目で福本作品だとわかる絵柄も見どころのひとつとなっていますが、その独特さゆえに実写向きではないという声が上がることもあります。そんななか、本郷さんは赤木の凄みのある表情や不敵な笑みを巧みに表現しており、原作を読み込んでいなければわからないような場面まで再現し、津川雅彦さん演じる闇の帝王・鷲巣巌との命を賭した戦いにも緊張感を生み出していました。
●『キングダム』の成キョウ
古代中国の春秋戦国時代を舞台に描いた原泰久先生の『キングダム』では、本郷さんは特にハマり役だったと名高い成キョウを演じています。成キョウは王族の純粋な血を引く自身をエリートと思ってやまない野心家で、反乱を起こす憎たらしい敵・キャラクターです。魅力的な悪役ですが、年齢的には幼い少年ということもあり、実写化でどのように表現されるのか注目されていました。
本郷さんはそんな成キョウの意地の悪さを全面に出し、人を小馬鹿にしたようないびつな笑みや嫌味な言い回しを圧倒的なカリスマ性で熱演しています。原作さながらのふてぶてしさからは、幼さも感じられ、ファンも驚きの完成度となりました。端正な顔立ちの本郷さんの普段とは違う見事な悪役面に、魅了されてしまった人も多いのではないでしょうか。