「言うこときかない」「お金がかかる」FC版『ドラクエ3』に登場する使いづらい職業3選
戦いに向いているはずの「あの職業」も使えない?

ここまで挙げたふたつの職業は、その職業名からして戦いには不向きなイメージがあったことでしょう。ところが、いかにも戦闘に適しているはずの「戦士」も、「使いづらい」との声が聞かれる職業です。「戦士」は高い攻撃力とHPを誇る職業で、戦闘において与ダメージ担当としてはもちろん、被ダメージ担当として大いに力を発揮します。
ルイーダの酒場には、プレイヤーがキャラメイクせずともあらかじめ登録されているキャラクターがいて、そのなかのひとりが「戦士」であるため、それをそのまま「おすすめ」と受け取ったプレイヤーもいることでしょう。確かに高い攻撃力とHPで頼りになる存在ですが、素早さが低いために、戦闘中の攻撃の順番が最後の方になりやすいという特徴があります。
一方で、「戦士」に似た肉弾戦系の職業である「武闘家」は、素早さの能力が高く、通常攻撃よりも大きいダメージを与える「会心の一撃」が発生しやすい、といったところが特徴です。
加えて「武闘家」は、装備品に費用がほとんどかかりません。たとえば武器は通常、序盤で手に入る770Gの「てつのつめ」を終盤まで使用することになります。一方「戦士」の場合はゲームが進むにつれどんどん高額な武器が登場し、通常はこれを買い替えていくことになります。装備品にお金がかからなければ、違う職業の仲間の装備品を揃えることもでき、お金稼ぎが少なくなるぶんゲームの進行も早まるというものでしょう。
とはいえ「会心の一撃」は必ず出るというものではありません。そのぶん「戦士」のほうが、確実に与ダメージを重ねられるという見方もあるはずです。加えてファミコン版では、「らいじんのけん」「まじんのオノ」といった最強クラスの武器が、「戦士」には装備できる一方で「武闘家」には装備できません。
さらに言うなら、戦闘において順番が最後のほうになりやすいということは、それを見越した戦い方もできる(同じターンのなかでも、攻撃力が倍になる「バイキルト」などの補助呪文を、「戦士」が攻撃する前にほぼ確実にかけられる、など)ということです。決してデメリットばかりではありません。
このあたりは、リメイク版でずいぶんと事情が変わっているはずです(装備品の追加や「バイキルト」の扱いなど)。そうしたことから昨今では、上述のようにコスパなどの遥かに優れる「武闘家」推しの声が大きくなり、「戦士」が選ばれにくくなった、ということなのかもしれませんね。
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さまざまな職業のキャラクターで遊べるのは、『ドラクエ3』の魅力のひとつです。周りのプレイヤーを見ても、無難な職業でクリアしてから、上述したようなキャラクター中心のパーティーでクリアを目指す人もいました。自由度の高い『ドラクエ3』ならではの遊び方だといえるでしょう。
(LUIS FIELD)



