「痛恨の失敗で絶望…」ドラクエ史上、最高難易度のファミコン版『ドラクエ2』 37年前に味わった「悲喜こもごも」
苦労をしたのはプレイヤーだけではない?

ロンダルキアへの洞窟を突破した先にも、大きな難関が待ち構えていました。ロンダルキアのほこら周辺や、ハーゴンの神殿に出現する敵の強さに辟易しましたが、とくにラスボスのシドーとの戦いでは何度も心を折られました。
当然シドーのステータスは『ドラクエ2』に出現する敵のなかでも最強で、そのうえ「ベホマ」で自身のHPを全回復させるという鬼畜仕様でした。
シドーのもとにたどり着くまでにも手強い中ボスが待ち構えており、相応の消耗は避けられません。そんな状態で最強のラスボス・シドーに挑みますが、コツコツとダメージを与えたとしても、「ベホマ」ひとつで振り出しに戻されるのです。
シドーが「ベホマ」を使わないように祈るような気持ちで戦い、ついに勝利をおさめたときは嬉しさのあまりガッツポーズしたことを覚えています。これまでのゲーム人生を振り返っても、『ドラクエ2』で味わった苦難は相当なものだったと思います。
あとから知ったのですが、『ドラクエ2』の難易度が極端に高かったのは、初代『ドラクエ』の発売からわずか8か月という異例のスピードで発売にこぎつけたことが影響していました。
ゲームのボリュームに対して十分なテストプレイが行えず、開発者も満足のいくバランス調整ができなかったそうです。その結果、ラスボスの絶望的なまでの強さや、ロンダルキアへの洞窟がシリーズ屈指の高難易度になったのでしょう。
それもあって、のちにリリースされたリメイク版『ドラクエ2』では、適度な難易度に調整されています。
しかし、ファミコン版の『ドラクエ2』の苦難を乗り越え、クリアした人も少なくないはずです。まだ未プレイのかたは、どうせなら「ドラクエ」シリーズのなかでも最高難度といわれる、ファミコン版『ドラクエ2』に挑んでみてはいかがでしょうか。
(LUIS FIELD)



