「ポケモン」シリーズで人物ボイスが実装されないのはなぜ? コストだけでない、「分かれる意見」
近年のゲーム業界では「フルボイス」化が一般的になりつつあります。一方で、30年以上の歴史を持つ「ポケットモンスター」シリーズは、いまだに人間キャラクターへの本格的なボイス実装を行っていません。これに対するファンの反応は……?
「人物ボイス」に期待が集まる一方で…?

ゲームの「フルボイス」化が当たり前になりつつある昨今、かつて「声」のなかった名作ゲームが、リメイク版でフルボイス仕様へ生まれ変わることも珍しくなくなりました。そうしたなか、長年にわたって「声なし」を貫いている人気タイトルが存在します。
今年2026年に30周年を迎えた「ポケットモンスター」シリーズです。今後も『ポケモン』に「声」は必要なのか、ファンの間ではいまなお議論が続いています。
2025年に発売された『Pokemon LEGENDS Z-A』においても、人間キャラクターへの本格的なボイス実装は行われませんでした。一方、イベントシーンの演出や表情モーションは年々進化しており、「口が動いているのに声がない」「そろそろ声があってもいいのでは?」と感じるプレイヤーも増えてきているようです。
ちなみに「ポケモン」シリーズの派生作品に目を向けると、スマートフォン用ゲームアプリ『ポケモンマスターズ EX』では、本編にも登場したキャラクターや歴代主人公にキャラクターボイスが実装されています。こうした作品を通じて、ボイスによる表現の魅力を実感するファンは多く、ネット上でも「短いあいづちだけでもキャラの個性が際立つ」「主人公やトレーナーの性格がより伝わりやすくなる」といった意見が広がっています。
確かにキャラクターボイスが実装されれば、登場人物への感情移入がしやすくなるだけでなく、ストーリーへの没入感向上も期待できるでしょう。
特に近年はキャラクター人気の高まりもあり、ボイス実装への関心もいっそう強まっています。『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』発売前に「ナンジャモ」の声付き動画が公開され、「ゲーム内でもナンジャモの声を聞きたい」という反響が起こったことは、そうした流れを象徴する出来事となりました。
こうして見るとボイス実装は、プレイヤーにとってメリットが大きいように思えます。しかし意外にも、ネット上では否定的な声も少なくありません。

