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「ポケモンのパクリ」議論巻き起こる『パルワールド』  ヒットの一方で「怒り」の声上がるワケ

『パルワールド』が触れてしまった「ポケモンのタブー」とは?

拠点防衛もパルたちの役目。一見かわいいパルも銃を持てば頼りになる存在に。『パルワールド』画像はSteamより  (C) Pocketpair, Inc.
拠点防衛もパルたちの役目。一見かわいいパルも銃を持てば頼りになる存在に。『パルワールド』画像はSteamより (C) Pocketpair, Inc.

 ご存じのように、ポケモンは世界で大人気のゲームかつキャラクターコンテンツです。もともとはゲームボーイの作品からはじまったわけですが、いまやグッズ・イベント展開も多数行われており、老若男女に愛されています。

 こういう状況になってくると、ポケモンにはタブーが発生します。つまり、キャラクターコンテンツなのだから無茶苦茶なことはしていけないのです。たとえばアニメでは、ポケモンを無理やり捕まえるよりも、心を通わせて仲間になるほうがベターな描写になっていきます。

 すでに論じたように、『パルワールド』ではこのあたりのタブーに積極的に触れていきます。プレイヤーがパルを殴ったり銃で撃ったりすることもできますし、パルの肉や卵も食べられます。死ぬまでパルを無理やり働かせることも可能です。タブーをおかしたと怒る人が出てきても当然ですよね。

 もっとも、ポケモンの世界にも悪人がいるわけで、もしかするとそういう人たちが同様の悪事を働きかねないわけです。とはいえ、そこはタブーとして触れられない(誰も手をつけていない空白地帯となっている)ので、『パルワールド』はチャンスを掴めているとも考えられます。

 もうひとつの理由として、パロディに対する抵抗感も挙げておくべきでしょう。パロディとは元の作品の特徴を模倣しつつ、風刺や皮肉を用いて強調することです。

 風刺や皮肉はユニークなものですが、同時に刺々しいものであり好みが分かれます。その昔、サザエさんと天才バカボンを合体させた「サザエボン」という非公式グッズがありました。これは人気があった一方、当然ながら問題視されたわけです。

 あるいはネット上であれば、アンパンマンやドラえもんがファンアートでよくムキムキになっていたりしますし、有名になったものはすぐ真似されてYouTubeの動画になったりするわけです。パロディは嫌われがちですが、われわれのそばにいつも存在します。

 そもそも、パロディ自体は犯罪ではないことを念頭に置く必要があります。ゲームの場合、ゲームの素材(画像・音楽・3Dモデルなど)を盗用していたり、特許権を侵害していたりすると大きな問題になりますが、記事執筆時点では『パルワールド』にそういったものは見つかっていないようです。

(すすだま)

【画像】たしかにポケモンに似てる…賛否両論ある『パルワールド』ゲーム映像を見る(5枚)

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