マンガ『葬送のフリーレン』最終回はどうなる? 「魂の眠る地」到着で終わらない可能性も
100年後に星を覆い尽くすという「聖女」の呪い

女神の石碑に触れたことで、フリーレンは精神だけ魔王討伐3年前の時間にタイムスリップしてしまいました。時空干渉を察知した大魔族たちはフリーレンを倒して未来の情報を奪おうとしますが「終極の聖女トート」だけは戦いに参加せずに去ってしまいます。
この時、去り際にトートが口にした「魔王や魔族の未来についてはどうでもいい、今は3割だけどあと100年もすれば私の呪いはこの星を覆い尽くす」という予告は不吉です。
トートがこの言葉を発したのはヒンメルの死から数えて53年前のことです。ヒンメルの死から30年後にフリーレンがデンケンらと協力して「黄金郷のマハト」を撃破したので、この時点で予告から83年が経過しています。作中時間ではトートの呪いが世界を覆い尽くすまであと17年程度しかないということになります。
2024年3月時点において、トートの呪いの性質や世界を覆い尽くしたときに起きる惨状などは一切語られていません。しかし魔王亡き後、この呪いへの対処がフリーレン一行の最重要目的になる可能性は高いのではないでしょうか。
●2世キャラが登場するかも
トートが予告した100年後とは、ヒンメルの死後47年後のことです。ヒンメルの死後27年の時点で16歳の誕生日を迎えていたフェルンはこのとき36歳になっています。年齢的に魔法使いとして全盛期、相当な腕前になっていることでしょう。
これまでのシュタルクとの関係性から、結ばれて子供をもうけている可能性がありますから、もしかしたら『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』のように自分の子供たちと一緒に試練に立ち向かうかもしれません。
●旅の目的を果たすフリーレン
ヒンメルの死後、ハイターと再会するまでフリーレンは「人間をもっと知る」ことを目的に放浪していました。フェルンを伴う旅の途中でフランメの手記を見つけてから目的地が定まりましたが、本来はあてのない旅だったのです。
おそらく物語の結末は魔族と人間の問題解決やヒンメルとの関係性に決着がつくだけではないでしょう。フリーレンはフェルンというひとりの人間の少女が子供から大人になり、子孫を作り、年を取って死んでいくまで、そのすべてを側でずっと見つめていくことになると思います。
ドイツの文豪ゲーテは『ファウスト』のなかで「すべて移ろい行くものは永遠なるものの比喩に過ぎない」と述べています。フリーレンもまた世代交代しながら受け継がれていく人間の永遠性を目の当たりにして「人間を知る」という長い旅の目的を果たすのではないでしょうか。最終回はフリーレンがフェルンを看取るシーンかもしれません。
(レトロ@長谷部 耕平)





