いろんなアニメで重要キャラ! スーパースター「長嶋茂雄」さんはどんな役回り?
野球アニメ以外にも登場 プロレスラーの指導も!
●『タイガーマスク二世』

1981年から82年にかけて放送された『タイガーマスク二世』の「第13話 長嶋茂雄の千本ノック」にも、タイトルの通り長嶋さんが登場します。
生きたタカを凶器に使うレスラーである「ヘル・ホークス」のターゲットとなった「タイガーマスク二世」こと主人公の「亜久竜夫」は、打開策を見いだせずにいました。そのような折、ひょんなことから「長嶋さん」のゴルフに同行することになったタイガーマスク二世は、思い悩んだ挙句、強烈な事で知られる「長嶋さん」のノックを受けたいと申し出たのです。
戸惑う「長嶋さん」でしたが必死に頭を下げる竜夫を見て、ノックを承諾します。野球の動きに慣れていない竜夫はボールを足で蹴ってしまうなど醜態を見せるも、徐々に対応できるようになり、打球を叩き落とせるようになっていきました。陽が落ちようとしてもノックを続けて欲しいと願う竜夫に、「下手すると死んでしまうぞ」と「長嶋さん」は厳しい声をかけましたが、竜夫は最後までやり抜きたいと訴えかけ、ふたりの男は真剣な表情で見つめ合ったのでした。
●『ちびまる子ちゃん』
TVアニメ『ちびまる子ちゃん』にも長嶋さんが登場します。それが2000年3月26日に放送された第264話「長嶋選手 引退する」です。
朝、いつもだったら仕事に行っているはずのお父さんが、なぜか家で新聞を読んでいました。
この日は「長嶋選手」の引退試合がダブルヘッダーで開催されるので、仕事を休んで応援するというのです。学校でも話題は「長嶋選手」のことばかりでした。やがて試合が始まり、お父さんはお酒を飲みながら「長嶋選手」を応援、そのあまりにも必死な形相に「まる子」と「おじいちゃん」はドン引きです。しかし「長嶋選手」が現役最後となる444号ホームランを放つと、お父さんはあっという間にご機嫌になりました。
そしてダブルヘッダーの第2試合が終わると、「長嶋選手」はグランドに降りて詰めかけたお客さんに挨拶をし、「我が巨人軍は永久に不滅です」と、名言を残します。その「長嶋選手」の様子を見ていたまる子は、感動で涙を流しながら拍手をするのでした。
(早川清一朗)