「1話から?」「大事な補完」 アニオリ要素が見事なアニメたち
改変によってキャラクターの成長をより感じる

●『ぼっち・ざ・ろっく!』
『ぼっち・ざ・ろっく!』(通称:ぼざろ)は、原作改変の成功例として名があがりやすい作品です。「まんがタイムきららMAX」で連載しているはまじあき先生の同名4コママンガが原作で、2022年にアニメ化されました。極度の人見知りである主人公の「ぼっちちゃん」こと後藤ひとり(CV:青山吉能)が「結束バンド」に加入し、3人の少女とともに成長していく物語です。
原作が4コマということもあり、アニメ化では大幅に肉付けされています。アニメ第1話の冒頭では、小学校の遠足で友達がいないぼっちちゃんが先生とお弁当を交換したり、中学で部活に入らずにすぐ帰宅したりと、ぼっちちゃんが「陰キャ」な少女であることを印象付けました。原作では、中学時代はわずか3ページで描かれています。
ほかにも、伊地知虹夏(CV:鈴代紗弓)に「結束バンド」のサポートギターを依頼された際に人見知り全開で接してしまったものの、虹夏達が暖かく次回以降に期待を持たせる発言をしてくれた際に、ぼっちちゃんの「私、次も居ていいんだ」という心の声が追加されています。
また、同じような悩みに葛藤する喜多郁代(CV:長谷川育美)に寄り添う心の声が多数追加され、原作に登場した弾き語りに曲が付いたことで、キャラクター性や成長が分かりやすくなりました。また、原作では別の回になっている話を関連付けて1話分にまとめたことで、メンバーたちが「結束バンドらしさ」を重視していることが伝わるように構成された部分もあります。
ファンからも「制作側が原作をしっかり理解したうえでの改変」「良改変すぎて違和感ない」「原作の良さを消さない改変」など高い評価を受けていました。
(LUIS FIELD)



