『ワンピ』ルフィが負けっぱなしの最強の能力者 「強すぎて絶望」「今なら勝てる?」
『ONE PIECE(ワンピース)』で描かれた長い冒険のなかで、主人公のルフィはこれまで数えきれないほどの激戦を繰り広げてきました。一度は敗れたとしても最終的に勝利をおさめるアツイ展開で、多くの読者を魅了しています。しかし、なかにはルフィが敗れたあと、いまだ再戦していない相手もいるようです。
ルフィが負けっぱなしの強敵といえば?

『ONE PIECE(ワンピース)』の主人公「モンキー・D・ルフィ」は、これまで数々の強敵と激闘を繰り広げてきました。ルフィの活躍がなければ、麦わらの一味はここまで大きく成長していなかったことでしょう。
そんなルフィの戦いを振り返ると、一度はボロボロに敗れながらも、最終的に勝利をおさめる展開も多く、クロコダイル戦やエネル戦、最近では「カイドウ」との戦いなどが記憶に新しいはずです。
しかし、空島からの帰還後、「ロングリングロングランド島」で遭遇した当時の海軍大将、青キジこと「クザン」との戦いは、そうはいきませんでした。
クザンは、あらゆるものを一瞬にして凍結させる「ヒエヒエの実」の能力者です。いうまでもなく圧倒的な実力者であり、麦わらの一味壊滅の危険を感じたルフィは、一騎討ちを申し出ました。
それをクザンが承諾し、戦いが実現しますが、ルフィはあっさりと氷漬けにされて敗北を喫します。このとき凍りついた体を破壊されていたら命を失い、ルフィの冒険はここで終わっていたことでしょう。
しかし、クザンはそれ以上手を出さず見逃してくれたため、なんとか命は助かりました。それ以降のクザンの動向には謎が多く、海軍を辞めたあとは黒ひげ海賊団に所属しています。ルフィにとってクザンは負けっぱなしの相手ですが、今後再戦の機会は訪れるのでしょうか。
また、海底大監獄「インペルダウン」で戦った当時の署長「マゼラン」との戦いも、ルフィの完全敗北でした。マゼランは「ドクドクの実」の能力者であり、毒を自在に操る能力の持ち主です。
マゼランの身体から出る毒は、少し触れただけで致命傷になるほどの猛毒であり、打撃を得意とするルフィにとって、非常に相性の悪い相手でした。実際、マゼランの毒に冒されたルフィは手も足も出ず、瀕死の状態に追い込まれてしまいます。
その後、イワンコフの「ホルホルの実」の能力により、なんとか一命を取り留めましたが、奇跡的な回復がなければルフィは死んでいたはずです。
ただし、このときマゼランの毒を食らったおかげで、ルフィの体は毒に対する強い耐性がついたため、もしマゼランと再戦の機会があれば勝機は十分にありそうです。
「シャボンディ諸島編」の最後には、物語のターニングポイントとなった印象深いバトルがありました。それは、海軍勢である黄猿、戦桃丸、バーソロミュー・くま(人間兵器パシフィスタ)による奇襲攻撃です。
この戦いでは、ルフィたちはすぐに不利な状況にあることを察知し、逃亡を試みます。しかし、それを許すような相手ではなく、最終的に麦わらの一味は、くまの「ニキュニキュの実」の能力によって世界各地へ散り散りに飛ばされてしまいました。
このときルフィは、一味を完全崩壊させてしまった己の不甲斐なさに涙したほどです。のちに、くまの行動には別の思惑が隠されていたことがわかりますが、当時のルフィにとっては完敗以外のなにものでもありませんでした。
このようにルフィが負けたまま、やり返していないケースはいくつもありますが、敗北を経験したことで、確実に強くなった側面もあります。もし今後ルフィが、クザンやマゼランと再戦する機会が訪れたとき、どのような決着が待っているのか興味深いですね。
(マグミクス編集部)