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シャンクスの父は天竜人で確定? 映画『ONE PIECE FILM RED』で注目された五老星の発言

映画『ONE PIECE FILM RED』では、本作のヒロイン「ウタ」が巻き起こした事件をキッカケに、「シャンクス」の血筋について触れるようなシーンが描かれました。五老星が語ったその内容から、シャンクスの父親が判明した可能性が噂されています。

ウタの父親はシャンクス?ということは……

ルフィが憧れる赤髪海賊団の船長シャンクスが描かれた『ONE PIECE FILM RED』ポスタービジュアル (C)尾田栄一郎/2022「ワンピース」製作委員会
ルフィが憧れる赤髪海賊団の船長シャンクスが描かれた『ONE PIECE FILM RED』ポスタービジュアル (C)尾田栄一郎/2022「ワンピース」製作委員会

『ONE PIECE(ワンピース)』に登場する四皇のひとり、赤髪海賊団船長「シャンクス」は、謎多き人物として有名です。いまだ「双子説」や「ラスボス説」なども根強いなか、2022年8月に公開された映画『ONE PIECE FILM RED』では、シャンクスの血筋に関する情報がとびだしました。

※この記事では単行本『ONE PIECE』109巻以降の内容と、映画『ONE PIECE FILM RED』の内容を含みます。

 作中にて革命の芽になりかねない「ウタ」に対し、その能力を警戒した五老星のひとりが「早めに摘んでおかねば手遅れになる」と発言します。それに対し、別の五老星が「あの娘がフィガーランドの血筋でもか?」と発言していたのです。

 そして映画公開の約1年後、天竜人のひとりである「神の騎士団」の最高司令官として「フィガーランド・ガーリング聖」という名のキャラクターが登場しました。「フィガーランド」という名を持つことから、「シャンクスの父親=シャンクスも天竜人」という説が一気に有力視されたのです。

 作中で登場したガーリング聖は、「マリージョア」で発生した「チャルロス聖殺人未遂事件」の容疑者を逃走させたとして、天竜人である「ミョスガルド聖」を処刑しています。このことからガーリング聖は、天竜人をも裁く権利を有する、特別な存在であることが分かっています。

 そしてガーリング聖の息子の可能性があるシャンクスも、海賊としては異例の扱いを受けていると思われるシーンが数多く描かれていました。

 その最たる例は、「マリンフォード頂上戦争」を終戦させたことでしょう。戦死した「白ひげ」と「エース」の弔いを任せてほしいと申し出たシャンクスに対し、当時海軍元帥の「センゴク」から「お前なら…いい赤髪…責任は私がとる」と言われていました。この海軍からの対応は異例としか思えません。

 さらに原作第907話では、シャンクスが五老星と面会するシーンも描かれました。当時の「マリージョア」では、各国の王族が集まる「世界会議(レヴェリー)」が行われており、最も警戒態勢が厳しいであろうタイミングです。いち海賊が世界の最高権力者である五老星と面会可能なのは、明らかに不自然です。

 しかし、もしシャンクスが特別な天竜人であるフィガーランドの血を引いており、その権力が今も有効なのであれば、これにも納得です。

 映画『ONE PIECE FILM RED』の上映記念として観客に配布された『ワンピース(40億巻)』では、ロジャー海賊団がシャンクスを拾うシーンのラフ画が掲載されています。

 このシーンによるとシャンクスは、ロジャー海賊団がゴッドバレー事件を経験した際に奪った、宝箱のなかに紛れ込んでいたとされています。38年前のゴッドバレーといえば、天竜人による腕試しと称した、先住民の虐殺ゲームが行われていた場所です。

 そして、当時のガーリング聖もこの虐殺ゲームに参加していました。さらに興味深いのは、ゲーム開始直後にフィガーランド聖が「見ていろ子供達…」と発言していたことです。

 このひと言から、当時1歳だったシャンクスも、ゴッドバレーに同行しており、何かのトラブルで「ロジャー海賊団の船に紛れ込んでしまったのでは?」という仮説が立てられます。

 ガーリング聖といえば、第1125話にて「ジェイガルシア・サターン聖」と入れ替わる形で、五老星入りを果たしました。つまり今後、麦わらの一味に立ちはだかる可能性も十分にありえるでしょう。

 もし、シャンクスとガーリング聖に親子関係があったとすれば、その戦いは少し複雑なモノになるのかもしれません。

(マグミクス編集部)

【画像】子供の父親は? こちらはシャンクスの嫁かもしれない人物です(3枚)

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