【漫画】ペットのニワトリが天国へ ふかふかの雲を歩くと、飼い主との思い出が蘇って?「ペットロスから救われた…」
亡くなったペットの「コッコ」が向かった天国。そこは飼い主とペットの愛でできた、ふかふかの雲の上にあって……。作者の女性が自分のために、そして同じようにペットロスに悩む人たちへ向けて描いたマンガが、Instagramで公開されて話題に。作者の板倉アユミさんにお話を聞きました。
ペットのニワトリ「コッコ」が天国へ

亡くなったペットを思って描いたマンガ(全3話)が、Instagramで合計5800以上のいいねを集めて話題となっています。
ペットのニワトリ「コッコ」が向かった天国。そこは飼い主とペットの愛でできた、ふかふかの雲の上にありました。その雲には穴があいていて……。ペットを亡くした女性が、「同じようにペットロスに苦しむ人に届けたい」と描いた優しい作品に、「素敵な話をありがとう」「うちの子を思い出して泣けました」「私も早くまた会いたい」などの声があがっています。
このマンガを描いたのは、Instagramでマンガを発表している、イラストレーターの板倉アユミさんです。板倉アユミさんに、作品についてのお話を聞きました。
ーー初めて板倉アユミさんの作品を読む方へ向けて、自己紹介をお願いします。
イラストレーターとして活動している板倉アユミです。もともと動物を描くことが得意なこともあり、SNSではペットの愛鶏「コッコ」のかわいさを伝えるために、コッコのイラストをたくさん投稿しています。
ーー亡くなったコッコくんは、どのような経緯でペットに迎えたのでしょうか?
コッコは、もとの飼い主さんが鳴き声の問題で飼えなくなり、大人になってからうちにきた雄鶏(オンドリ)でした。とても甘えっ子で賢く、いたずら好き。いつも私のことを笑顔にしてくれました。
ーーコッコくんとの特に楽しかった思い出は?
たくさんありすぎて決められませんが、ただ毎日一緒に寝て、起きて、抱きしめてという普通のことがとても楽しかったです。
ーーコッコくんが生まれ変わり、またどこかで会えるとしたら、どのようなことをしたいですか?
またコッコの姿で戻ってきてくれるのなら、たくさん抱きしめて、おいしいものをいっぱい食べさせてあげたいです。でも、もうニワトリには生まれ変わらないでほしいですね。ニワトリであるコッコがペットとして生涯を終えられたのは、とても運の良いことだと思うので。
ーー作品について、どのようなコメントが寄せられていますか?
ペットロスでつらい思いをしている読者の皆さんから、「救われました」というコメントをいただけて、とてもうれしかったです。
ーーマンガを描き始めたのは、いつ頃からでしょうか?
中学生の頃、落書き帳にシャープペンシルで描いていたのが最初です。でもそれから20年ぐらい、マンガは描いていませんでした。いまから数年前に、落書き程度やコッコのことを4コマで描くことはしていましたが、ちゃんと連作で描くのは、今回が初めてです。
ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。
私がペットロスで苦しんでいて、「コッコは天国で楽しくちゃんとやっていけているはずだから」と自分を納得させるために描き始めました。
ーー創作活動で今後、取り組んでいきたいことを教えて下さい。
実は、コッコの天国の話はまだ続きがあり、しっかりと最終回まで完成させたいと思っています。また、私がコッコのことをたくさん覚えているうちに、コッコとの日常をマンガにしたいです。
●板倉アユミさん 過去のインタビュー
(マグミクス編集部)