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45歳まで何があった…? 『ハッピー・マニア』の新展開に大人女子は目が離せない

90年代を席巻したマンガの続編に、歓喜の声続出

続編『後ハッピー・マニア』 祥伝社「FEEL YOUNG」で連載中
続編『後ハッピー・マニア』 祥伝社「FEEL YOUNG」で連載中

 ここ数年、90年代以降に大ヒットした少女マンガ作品の続編が次々と発表され、その度に大人女子たちは喜びの声をあげています。自分をトキメかせてくれたキャラクターたちが、物語の中で時を経て成長している。現実を生き、大人になった私たちには懐かしさがこみ上げるとともに、日々の励みとなっています。

 しかし昨年、とある作品の続編が始まり、喜びの声とともに、「悲痛な叫び」が上がっているのをご存知でしょうか……? 若かった主人公の今の姿とは……。その作品が、こちらです。

 安野モヨコ先生新連載、『後ハッピー・マニア』。

 安野モヨコ先生の『ハッピー・マニア』の続編で、2017年に一度読み切りとして掲載され人気を博し、2019年9月より連載開始しております!(掲載誌は祥伝社「FEEL YOUNG」です)

 安野モヨコ先生は、『シュガシュガルーン』や『働きマン』、『さくらん』など、アニメ化やTVドラマ化、映画化される大ヒット作品を数多く執筆されています。2013年、約6年ぶりに発表された『鼻下長紳士回顧録』は、2020年3月に発表された第23回文化庁メディア芸術祭のマンガ部門で優秀賞を受賞されました。

『新世紀エヴァンゲリオン』や『シン・ゴジラ』を手掛けた庵野秀明監督を旦那さんに持ち、庵野監督のオタクっぷりに振り回される安野先生の日常を綴ったエッセイ『監督不行届』も、2014年にはアニメ化。そんな安野先生の初連載作品が、この『ハッピー・マニア』です。

 同作は、一般的な少女マンガのスピード感とは一線を画しています。シゲタは、「好きなったら一直線! 体を重ねなければ始まらない! 転んでも即立ち上がる!」。

 時には相手に恋人ではなく体だけの関係と見なされたり、二股かけられたり、不倫を納得したり、交通事故にあったり、ストーカーと化してしまった相手からは誘拐されたり、突如陶芸家に弟子入りしたりと、人生の恋愛事情でひとつでもあればビックニュースのような代物ばかり。シゲタの爽快なダメっぷりに笑ってしまうとともに、何だか自分に刺さる部分も……。

 連載当時から、恋に真っ直ぐになってしまうシゲタに共感する声も多く上がっていたようです。そして、そんな失敗を繰り返すシゲタの側にずっといたのがタカハシ。第1話の段階で、シゲタは自分を好いてくれるタカハシについてこう思います。

「こんなんじゃないの 私みたいな女の子 スキになんかならない カッコイイ男の子」

 こんな自分を好きになる人は気持ち悪い。シゲタの恋愛観と自己評価は常に絡み合っているのです。

 そして、『後ハッピーマニア』。

 紆余曲折ありながら自分をずっと好きでいてくれたタカハシと結婚式を迎えるも、「…これがシゲタか」と言う衝撃的なラストで終わった『ハッピー・マニア』。

 そこから時は流れ、シゲタは45歳に。『後ハッピー・マニア』はなんと、シゲタに一途だったタカハシから離婚を勧告されるところから始まる物語です。どれだけ破天荒でもタカハシだけはずっとシゲタを好きだと思っていた読者からは、度肝抜かれるスタートでした。

 親友のフクちゃんも時を経てアラフィフに。美しさはそのままですが、幸せだった結婚生活は……。

『ハッピー・マニア』のラストの結婚式からこれまでに何が起きたかが、物語の随所随所に描かれています。その展開にショックを受ける読者も多いですが、安野先生曰く、「世の中的に、旦那さんの方がずっと奥さんのことを好きで好きでみたいなご夫婦も、奥さんがわがまま放題で調子に乗りすぎて終わる、という話がけっこうあるんだな」と。

 タカハシの離婚の理由、そして、45歳でひとりになるかも知れないシゲタと周囲の流れ。自由にエネルギッシュに生きてきたシゲタの今後が気になって仕方ないのです。

 現在6話まで連載中。単行本は2020年8月に発売予定のようですが、電子書籍サイト「コミックシーモア」では1話ずつの単話購入ができるようになっています。初めての方はぜひ、両作品を読み返しながら読むことをオススメいたします!

 令和のシゲタの生き方を、ともに見守りましょう!

(別冊なかむらりょうこ)

【画像】いつの時代も心に刺さる! 安野モヨコ作品の世界(7枚)

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