『涼宮ハルヒ』なぜ「時系列シャッフル」? 20周年に原作者語る 『消失』上映も決定
アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」シリーズ20周年プロジェクト「涼宮ハルヒの御礼」が本格始動しました。これに際し、原作者が最初のTVシリーズの、語り継がれる「時系列シャッフル」について語っています。
20周年プロジェクト本格始動

アニメ「涼宮ハルヒ」シリーズが2026年で放送20周年を迎え、これを記念した企画「涼宮ハルヒの御礼」プロジェクトが本格始動、第1弾は『消失』のリバイバル上映とのことです。2025年11月14日、KADOKAWAがアナウンスしました。
プロジェクト始動に際し原作者の谷川流先生は、「二十年、それだけ経過してもハルヒたちが動いているのが見れたり声を聴けたりするのは、あの時アニメーション製作に携わってくれた方々と楽しんでくれた皆様のおかげでしかありません」と感謝の言葉を述べました。
また谷川先生は、最初のTVアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』放送時に大いに話題となった「時系列シャッフル」が決まった経緯を振り返っています。
それによると、最初の顔合わせで意見を求められた谷川氏のほうから「一巻目の『憂鬱』だけで1クールできませんか?」と発案したのが発端だそうです。「(『憂鬱』の)あのラストシーンがそこそこ気に入っていて最終話はアレで終わるのがちょうどいいと考えていたから」だとか。
そして、それでは間延びしたものになるというスタッフからの返答に対し、『憂鬱』のエピソードの合間に短編を順不同に挿入していくことを提案、こうしてあの「時系列シャッフル」構成になっていったそうです。
●劇場版『涼宮ハルヒの消失』リバイバル上映決定
「涼宮ハルヒの御礼」プロジェクト第1弾として、劇場版『涼宮ハルヒの消失』が2026年2月6日より2週間限定にて、新宿バルト9ほか全国劇場でリバイバル上映されます。これにあわせ新規制作された予告映像も公開されました。
本作は2010年2月6日に公開され、当初は全国24館という小規模スタートながらヒットを記録した作品です。
リバイバル上映の前売券としてムビチケ(オンライン)も発売中で、購入特典としてオリジナルスマホ壁紙とムビチケデジタルカードが付与されます。価格は1600円(税込)です。


