ガンダムファンが「心を折られた」? 理不尽に退場させられたキャラクターたちの最期
長い歴史を持つ「機動戦士ガンダム」シリーズでは、数々の出会いと別れが描かれてきました。なかには、あまりにも突然の結末で視聴者に衝撃を与えたキャラクターもいます。
幸せになると思ったのに? 待ち受けていた悲劇

「機動戦士ガンダム」シリーズでは、激動の運命をたどるキャラクターたちも登場します。なかには、視聴者が予想もしなかった突然の退場によって、大きな衝撃を与えた人物もいました。
例えば、2011年から2012年にかけて放送され、家族3世代の物語を描いた『機動戦士ガンダムAGE』では、主人公のひとり「フリット・アスノ」に強い影響を与えた少女「ユリン・ルシェル」が登場します。
正体不明の侵略者による襲撃で家族を亡くしたという共通点を持つフリットとユリンは、一度は離れ離れになるものの、訪れたコロニーで再会し親交を深めていきます。しかし、フリットたちがコロニーを離れた後、ユリンは敵の手に落ちてしまいました。
ユリンは敵国の「ヴェイガン」(当時は「アンノウン・エネミー」と呼称) に拉致され、「モビルスーツ」(MS)「ファルシア」のパイロットとして戦場に現れます。フリットとは、そこで2度目の再会を果たしました。しかし、ユリンはライバル「デシル・ガレット」に操られフリットを苦戦に追い込むと、最後はデシルの攻撃からフリットをかばう形で命を落とします。
敵側の兵器に乗せられて主人公と戦場で再会し、最後は主人公をかばって命を落とすという展開は、初代『機動戦士ガンダム』の「ララァ・スン」を思わせるものとしても話題になりました。さらに、OVA『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では、ユリン役の早見沙織さんがララァ役も担当しています。
また男性キャラクターでは、2022年から2023年にかけて放送された『機動戦士ガンダム 水星の魔女』に登場する「エラン・ケレス(強化人士4号)」が印象に残る視聴者も多いでしょう。主人公「スレッタ・マーキュリー」が、水星から地球の教育機関「アスティカシア高等専門学園」へ編入して戸惑うなか、エランは彼女に優しく手を差し伸べます。
しかし、エランの正体は、本物のエランの代わりとして学園に送り込まれた強化人士4号でした。やがて、すれ違いからスレッタと「決闘」を繰り広げるものの、戦いの最中に互いを理解し合います。しかし、スレッタが約束の場所でエランを待つ一方、彼は使命を果たせなかったとして、管理する「ペイル・テクノロジーズ」社によって処分されてしまうのです。
本来は誕生を祝う「ハッピーバースデーの歌」が、登場人物の退場という対照的なシーンで使われたことで、エランの結末はより強い印象を視聴者に残しました。
ほかにも、衝撃的な結末を迎えたキャラクターとして、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』に登場する女性パイロット「ラフタ・フランクランド」を思い浮かべる視聴者も少なくないでしょう。ラフタは、主人公「三日月・オーガス」も所属する組織「鉄華団」を支援する運送組織「タービンズ」の一員として登場し、数々の戦いをくぐり抜けるなかで、鉄華団のパイロット「昭弘・アルトランド」と親交を深めていきました。
しかし、鉄華団の躍進を警戒した「テイワズ」幹部の陰謀によって、タービンズは壊滅的な打撃を受けます。そしてラフタも、買い物中にヒットマンの襲撃を受け、命を落としてしまいました。昭弘を思わせるクマのぬいぐるみを見つけて笑顔を取り戻した直後の出来事だったこともあり、安堵した矢先に衝撃を受けた視聴者も少なくなかったでしょう。
(LUIS FIELD)


