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『ガンダム 閃光のハサウェイ』2部 ファン驚愕の新型MSは「賑やかし」ではない? 物語上の必然性とは

単なる「賑やかし」ではない? 物語に与えた大きな影響も

20箇所ものシェルフ・ノズルにより、「アリュゼウス」はすさまじい機動力を見せつける  (C)創通・サンライズ
20箇所ものシェルフ・ノズルにより、「アリュゼウス」はすさまじい機動力を見せつける  (C)創通・サンライズ

 物語の核心に触れる部分に触れないよう説明すると、対峙する「ハサウェイ・ノア」がアリュゼウスを「RX-93 νガンダム」と見間違う……という点が挙げられます。これにより、劇中でハサウェイの内面をより深く描くことに成功しています。

 注目したいのは量産型νガンダムのフェイスです。「MSZ-007 量産型Ζガンダム」「MSZ-013 量産型ΖΖガンダム」などは、ジムと同じように頭部はバイザー形式になっていますが、量産型νガンダムはオリジナルと同様にツインアイで、見た目の印象はほぼ同じです。

 つまり「νガンダムとデザイン的に似通っている」という点が、今回のドラマでは重要だったというわけです。さらに、「サイコフレーム」が搭載されている点も大きいでしょう。今回の戦闘中にハサウェイが経験した現象は、サイコフレームの影響かもしれないと考えられます。

 もっとも、量産型νガンダムにサイコフレームが搭載されているという設定は、書籍によって諸説ありました。必ず搭載されているとは言い切れません。しかし、仮にサイコフレームを搭載していたとすれば、ハサウェイが経験した現象の理由に合点がいくでしょう。

 こうして考えると「アリュゼウス」の登場は、単に新型MSの登場というだけでなく、ドラマを盛り上げるための「必然性」があったといえます。単なる数増しの「やられ役」ではないといえるでしょう。

 ちなみに量産型νガンダムは、今回で劇場版第2作で初めてアニメに登場しました。過去に『機動戦士ガンダムUC』で登場が検討されたものの、その役割を「ARX-014 シルヴァ・バレト」に譲った経緯があります。

 それゆえに、今回の登場はファンには待望のアニメ化といえるでしょう。さらに、ガンプラとして(「アリュゼウス」名義ではありますが)初の商品化ということになります。これまでイマイチ不遇だった量産型νガンダムが、これを機に脚光を浴びる機会を得たといえるでしょう。

(加々美利治)

【画像】「えっ、νガンダムじゃないのか」「転売屋こないで」 これが『ハサウェイ2部』衝撃の「新型MS」です(6枚)

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