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『ばけばけ』ついに錦織「再登場」! 史実でも松江に戻ったモデル人物たちが、思い出の地で過ごした最後の時とは

『ばけばけ』第23週では、久しぶりに錦織友一が登場します。

史実とは戻る理由が少し違う

吉沢亮さん(2020年2月、時事通信フォト)
吉沢亮さん(2020年2月、時事通信フォト)

 放送中のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』第22週110話の最後では、第23週の予告が流れ、週タイトルが「ゴブサタ、ニシコオリサン。」であることが明かされました。第19週95話以来の、人気キャラ「錦織友一(演:吉沢亮)」の登場に、SNSでは歓喜の声があふれています。史実でも、モデルの小泉セツと八雲(ラフカディオ・ハーン)は一度松江に戻り、錦織のモデル・西田千太郎と再会していました。

※この記事では『ばけばけ』のネタバレを含みます。

 110話では、主人公「松野トキ(演:高石あかり)」と、夫「レフカダ・ヘブン(演:トミー・バストウ)」が正式な夫婦になる話が出ています。子供が生まれた今、法的な婚姻関係を結ぶことは非常に重要です。

 すでに公式サイトで発表されている第23週のあらすじを見ると、トキたちは子供の国籍をどうするか話し合い、正式に籍を入れるために松江市役所へ手続きに行くことが書かれていました。そこで錦織や、松江の人びとと再会するようです。

 ハーンとセツも1893年11月に長男・一雄が生まれたのち、いったん息子をセツの私生児として育て、神戸に住んでいた1895年の夏以降に各種手続きを進めて、1896年2月にようやく法的にも家族となりました。ハーンはセツを戸主とする小泉家の分家に入り、日本人「小泉八雲」として帰化しています。

 史実では、その後の1896年6月末にハーンが、セツ、一雄、セツの養母・稲垣トミを伴って松江に帰省しました。帰化するための煩雑な手続きに協力してくれた、親戚・知人たちへのお礼や、あいさつ回りの意味合いもあったそうです。

 そして、ハーンは親友の松江中学の教師・西田千太郎と久しぶりに再会しました。西田はハーンが松江にやってきた1890年当時から結核で闘病生活を送っており、錦織と同じくハーンが熊本へ出発する日には、見送りに行けないほど衰弱していたそうです。

 しかし、西田は1892年の年明け頃には回復し、結核に悩まされながらも、 島根県の私立教育会から功績賞を貰ったり 1895年に日本弘道会の松江支会長に就任したりと、教育界で熱心に働いていました。

 ハーンは熊本に行って以降も西田とこまめに手紙のやり取りをしており、6月26日に神戸港から海路で松江に向かう前にも、再会を楽しみにしているという手紙が送られています。その後、松江に戻ると西田はハーンたちが泊まる宿を熱心に尋ね、セツも手続きの際に協力してくれた挨拶として、西田の家を訪れたそうです。

 そして松江滞在の最後の1週間、ハーンたち一家と西田は、思い出の地・杵築で過ごしました。8月12日には、1891年の夏にハーンとセツが結婚の誓いを立てた出雲大社に、再び詣でたという記録もあります。

 その後、、ハーンは神戸に戻った後の8月24日付の手紙で、西田に「結局、わたしたちはこのたびは、杵築であまり話ができませんでしたが、静かに一緒に居られたことは、話はしなくても、大変心地よいことでした。まるで昔に戻ったようでした」と、ともに過ごした思い出を語っていました。

 それからもハーンは西田とやり取りを続け、1896年12月6日の手紙では、セツがこの頃西田の夢を頻繁に見るようになり、自分も健康を心配していることを語っています。また、12月18日の手紙では、来年の夏にまた家族で松江に行く予定だと書いていましたが、それは叶いませんでした。

 西田さんは1897年3月15日、結核の悪化によって、在職中のまま34歳の若さでこの世を去っています。ハーンはこの知らせを受け取って絶望し、のちに一雄に、西田のいない松江には帰る気になれないと語ったそうです。

『ばけばけ』では史実よりも早いタイミングかつ違う理由で松江に戻るようですが、これがヘブンたちと錦織の最期の再会になってしまうのでしょうか。来週も目が離せません。

※高石あかりの「高」は「はしごだか」

参考書籍:『八雲の妻 小泉セツの生涯』(潮出版社)、『父「八雲」を憶う』(千歳出版)、『ラフカディオ・ハーン 西田千太郎 往復書簡』(八雲会)、『小泉八雲とその妻セツ 古き良き「日本の面影」を世界に届けた夫婦の物語』(KADOKAWA)

(マグミクス編集部)

【画像】え…っ? 「ご本人は細めの塩顔イケメン」「吉沢亮とは違うタイプ」 コチラが『ばけばけ』錦織のモデル・超秀才の人物です

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