えっ5億円!? 未開封『スーパーマリオブラザーズ』落札される なぜそんな高額に?
海外オークションで、おなじみ『スーパーマリオブラザーズ』の未開封品が驚きの価格で落札されました。ビデオゲーム収集品における世界最高額を更新したといいます。無論、お高いのには理由があります。
「ビデオゲーム収集品の頂点を象徴する存在」

2026年6月25日(木)、米ヘリテージ・オークションズ社は、同年6月12日から13日にかけ開催された「Video Games Signature(R) Auction(ビデオゲーム・シグネチャー・オークション)」にて、初期版の未開封『スーパーマリオブラザーズ』が300万米ドル(以下「ドル」)、約4億8354万円で落札されたとアナウンスしました。
ヘリテージ・オークションズ・ジャパン社によると、今回の落札額は2021年の個人取引で記録された200万ドル(約3億2236万円)を上回るもので、ビデオゲーム収集品における世界最高額を更新したとのことです。これについて同社は、「日本発のゲームやポップカルチャーアイテムが、世界中のコレクターから文化的価値と資産価値の両面で注目されていることを改めて示すもの」との見解を示しました。
今回、オークションで落札されたのは『Super Mario Bros. – PSA 9.6 A++ Sealed [Gloss Sticker, Second Production](スーパーマリオブラザーズ グロスステッカー・第2生産版)』で、「Nintendo Entertainment System(NES)」すなわち海外版「ファミリーコンピュータ」向けに発売されたものです。1986年初頭に採用された「光沢シール」を備えたもので、『スーパーマリオブラザーズ』のカートリッジのなかで、現存が確認されている最古の未開封品といいます。
なお「PSA 9.6 A++ Sealed」とは、第三者鑑定機関PSA(Professional Sports Authenticator)により、未開封品として鑑定され、数値は10に近いほど状態が良く、A++は未開封状態の品質が極めて高いことを示します。
ヘリテージ・オークションズのビデオゲーム部門コンサインメント・ディレクター、エヴァン・メイシンギル氏は、次のように述べています。
「トレーディングカード、コミック、ビデオゲームなど、あらゆるコレクターズアイテムにおいて、コレクターはコンディションとプリントラン(製造ロット)を非常に重視します。今回の『スーパーマリオブラザーズ』は、最良の保存状態を誇る最初期の未開封品のひとつであり、ビデオゲーム収集品の頂点を象徴する存在です。本品はNESの全米発売に先立つテストマーケット版であり、その極めて高い希少性と、このタイトルが持つ意味を考えれば、世界で最も価値あるビデオゲームとなったことは驚きではありません」
なお、今回のオークションにおける落札総額は504万7669ドル(約8億1358万円)に達し、上位6点をクラシックNESカートリッジ(カセット)が占め、上位10点中9点がNES関連タイトルとのことです。
(マグミクス編集部 ゲーム担当)

