『ヒロアカ』1話と306話の“対比”がアツすぎる! デクが呟いたのは「同じセリフ」
「週刊少年ジャンプ」16号に掲載された『僕のヒーローアカデミア』が大きな話題に。第306話ではついに物語が大きく動き出し、最終局面に突入したのですが……。どうやらファンの注目は、主人公・緑谷出久が呟いた台詞に集まっているようです。
同じ台詞なのに印象が全く異なる?

2021年3月22日の「週刊少年ジャンプ」16号では、『僕のヒーローアカデミア』第306話が掲載されました。どうやらデクの発した“あるセリフ”が注目を集めているようです。ネット上では「凄い! 鳥肌が立った!!」「同じ台詞でここまで印象って変わる?」といった反響が後を絶ちません。
※この記事では、物語の核心に関わる記述があります。
『僕のヒーローアカデミア』とは、シリーズ累計発行部数5000万部を突破した堀越耕平さんの大人気マンガで、犯罪組織・敵(ヴィラン)から人びとを守るヒーローの活躍を描いた物語です。主人公はヒーローを夢見る緑谷出久、通称デク。雄英高校のクラスメイトたちとともに切磋琢磨する日々を過ごしていくのですが、ヴィランとの全面戦争を経てからは絶望的な展開が続きます。第306話では、長い間眠りについていたデクが目を覚ますものの、のちに思いがけない展開を迎えました。
デクは、仲間たちに手紙だけを残して学校を去る展開に。最後の見開きページには「終章開幕」という文言とともに、崩壊する街を眺めながら「でっけー敵(ヴィラン)」と呟くデクの姿が描かれています。
しかも彼が発した「でっけー敵」というセリフ、じつは第1話冒頭にも登場していました。その時は、怪物化したヴィランを前に「うわっ でっけー敵!!」と興奮を募らせるデクが描かれ、ヴィランと戦うヒーローを羨望の眼差しで見上げていました。
対して今回描かれたデクは、セリフこそ同じですが、暗い瞳にどこか冷めた表情。崩壊する街を見下ろしながら「でっけー敵」と呟く姿は、第1話の時と全く雰囲気も印象も異なります。この台詞の対比はファンの間でたちまち話題となり、ネット上に「ここにきて1話と対比させるって、演出力最高すぎるだろ」「めちゃくちゃ胸アツ」といった声があがっています。
他にも、「まるで1話のデクはもういないことを表現してるかのよう」「破滅へ向かってる感がヤバい」といった声があがるなど、終章の展開に大きな期待が集まっています。
(マグミクス編集部)
