マグミクス | manga * anime * game

声優・関智一、熱血漢でブレイクの歴史 視聴者から「声を加工しすぎ!」とクレーム?

9月8日は声優・関智一さんのお誕生日です。デビューから熱血漢キャラでその地位を確立しましたが、近年ではコメディキャラも増え、その芸風の広さは他の追随を許さぬ独自の道を進んでいました。

ドモンで熱血ヒーロー演者の道を進んでいくが…

『機動武闘伝Gガンダム』ドモン・カッシュ役 画像はDVD Vol.1(バンダイビジュアル)
『機動武闘伝Gガンダム』ドモン・カッシュ役 画像はDVD Vol.1(バンダイビジュアル)

 9月8日は声優・関智一(せき・ともかず)さんのお誕生日です。関さんといえば、多方面で活躍して、多くの人が知ってる人気ベテラン声優。その才能は声優だけにとどまらず、顔出しの出演、舞台演劇や、趣味のフィギュア製作、特撮に関する知識の高さなど、知られているだけでも多くの分野で活躍しています。もちろん、本業の声優で演じたキャラの数々は、それぞれに多くのファンがいる人気キャラばかりで数えきれません。そこで筆者が思い出深いものをチョイスしてご紹介いたします。

 関さんといえば、まず「ガンダム」シリーズ。デビュー直後、初のレギュラーを射止めた作品が『機動戦士Vガンダム』(1993年)のトマーシュ・マサリクです。そして翌年の『機動武闘伝Gガンダム』(1994年)では主人公であるドモン・カッシュを演じました。このドモンは出世作となったキャラで、作品の人気が上昇していくのとイコールの形で関さんの知名度も上がっていきます。

 筆者が一番注目した部分が独特のイントネーションで、普通なら伸ばさない箇所で音を伸ばしたり、溜めて叫んだりするようなところも普通の人と違う。でも、ドモンというキャラにピッタリという絶妙な演技力です。作品の人気がドモンというキャラによるところが大きいと思いますが、そのドモンの魅力を引き出した関さんの力が作品を支えたと言っても過言ではないでしょう。

 ひとつのヒットが出ると、それに近いキャラが多くなるのは声優の常です。熱血漢であるドモンを演じた関さんもまた、『キャプテン翼J』(1994年)の若島津健、『新世紀エヴァンゲリオン』(1995年)の鈴原トウジ、『天空のエスカフローネ』(1996年)のバァン・ファーネル、『機動戦艦ナデシコ』(1996年)のダイゴウジ・ガイといった熱血漢役を多く演じていました。

 しかし、筆者はこの時に別な作品で関さんの才能の一端を目の当りにします。それが『とっても!ラッキーマン』(1994年)の天才マンでした。熱血漢と反対のクールなキャラですが、壊れる部分もあり、そこに新人とは思えない実力を感じたのです。

 デビュー直後から人気が高まり、アイドルのように女性ファンが急増した関さん。初めて特撮番組でレギュラーとなった『超力戦隊オーレンジャー』(1995年)で演じた皇子ブルドントでは、面白いエピソードがあります。

 このブルドントは子供だったので関さんも子供声のかなり高い声で演じていたのですが、ファンから番組に「声を加工しすぎ」という抗議がありました。もちろん声は加工していなかったのですが、当時、二枚目熱血漢が多かった関さんの子供声はファンには認識できなかったのでしょう。後にブルドントは成長してカイザーブルドントになり、関さんも地声に近い声で演じるようになります。

【画像】『鬼滅の刃』『呪術廻戦』でも重要ポジション! 関智一さんが演じた人気キャラ(6枚)

画像ギャラリー

1 2