『ドラクエ』残念すぎるモンスター4選 「まんま!」「格落ち感が否めない」
生みの親お気に入りの残念モンスターとは

●お色気満点のたらこくちびるモンスター「リップス」
ぽってりと厚いたらこくちびるが特徴のなめくじのようなモンスター「リップス」。くちびるだからリップスという、分かりやすいネーミングです。ならば、攻撃はもちろん熱〜いキス……かと思いきや、実はくちびるの奥に長い舌を隠していて、その舌で顔をなめ回してくる(効果は1ターン休み)という肩すかしなモンスターです。なんか残念。いや別に、キスされたいわけではありませんが。
一般的に厚いくちびるは色っぽいとされるからか、リップスはお世辞にもかわいいとはいえないビジュアルながら、「ドラクエ」のセクシー担当です。『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド』の図鑑には特技として「ぱふぱふ」と書かれているので間違いありません。また、スマホ・タブレット端末用ゲームアプリの『ドラゴンクエストタクト』では、「リンダの酒場」のママとして登場し、他のモンスターたちの世話まで焼いています。
ちなみにリップスは、「ドラクエ」生みの親である堀井雄二さんのお気に入りモンスターなのだとか。さらに、「ドラクエ」のライバル作にあたる『ファイナル・ファンタジー』の生みの親・坂口博信さんも、「ドラクエ」キャラではリップスが好きだと語っており、2大巨頭をトリコにするとは、リップスおそるべし。
●あまりにもあまりな「くさった死体」
最後にご紹介する「くさった死体」も、堀井雄二さんの大のお気に入りモンスターだということで、「残念すぎる……」というのは申し訳ないのですが、でもやっぱり、残念なものは残念。
そもそもこの「くさった死体」という名前はなんでしょう。死体ですよ、死体がくさっているんですよ。ゾンビなどの名称でぼやかすことなく、ストレートにぶつけてくるのが堀井さんならではのセンスなのでしょうが、改めて想像するとかなりキツいです。仮に実写版の「ドラクエ」映画を作ることになったら、すべてモザイク処理になってしまいます。
戦闘後に仲間になりたがってきたらどうでしょう。「なんと くさった死体が おきあがり なかまに なりたそうに こちらをみている!」……やっぱり無理。少しかわいそうな気もしますが、丁重にお断りしたく思います。
得意攻撃は、やはりというべきか「どくこうげき」。きっと体内でなにかが熟成されてしまったんですね。さらに相手を眠らせてしまう「あまいいき」もお得意だそうですが、なぜ甘い香りなのかは考えたくないです。
ちなみにこの「くさった死体」は、「ドラクエ」のプロデューサーを努めた千田幸信さんがモデルだといわれています。この項の数々の非礼をお許しください。
(古屋啓子)
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