『世界名作劇場』の胸クソ悪い鬼畜キャラ3選 「最後まで改心しない極悪人も」
あまりにも過酷な仕打ちに衝撃

●可憐な少女に対する非道な振る舞い
世界名作劇場の11作目にあたる『小公女セーラ』は、10歳の少女セーラ・クルーが主人公。イギリスの寄宿学校「ミンチン女子学院」に入学した富豪の娘セーラが、過酷な境遇に落とされるというストーリーです。
なかでもひどかったのが、女子学院のミンチン院長の言動です。例えばセーラが実は語学堪能と知った時、自身のコンプレックスのせいなのか、突然ヒステリックに怒り出し、生徒だけでなく、フランス語の講師までドン引きさせるほど理不尽な態度を取りました。
そんなミンチンは、セーラの父の死と破産を知った瞬間、本性をあらわにします。父の死という重すぎる現実を10歳の少女に突きつけた上で、即座に学院から追放しようとしました。
結局セーラは学院の使用人として無償で働くことになり、一見ミンチンの温情のように思えますが、実は世間体を気にしてのもの。以後はセーラに対して、大人とは思えない心無い発言や冷酷な態度を露骨に見せるようになります。
セーラの部屋を屋根裏から馬小屋に移したり、その馬小屋が火事になった時は、無実のセーラを放火犯扱いして追い出したりする始末。学院にはセーラをイジメる少女・ラビニアなどもいましたが、それよりも大の大人が少女にツラくあたる場面に心を痛めた視聴者は多かったはずです。
一応作中では、ミンチンは幼い頃、貧困に苦しんでいたという背景が明かされますが、それを加味してもセーラへの仕打ちは到底許容できるものではありませんでした。
最終的にセーラは莫大な資産を継承し、再び大富豪になりますが、それを知ったミンチンは泣き崩れます。これは反省や改心をしたというワケではなく、学院支援のチャンスを自らの振る舞いでふいにしたことへの後悔の涙だった点も見逃せません。
セーラは、いろいろミンチンにヒドい仕打ちを受けたにもかかわらず、学院に巨額の寄付を申し出る聖人っぷり。イジメっ子のラビニアとも和解しますが、最後までミンチンが本当の意味で改心する機会は訪れませんでした。
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「世界名作劇場」シリーズは、その名の通り、世界の名作文学が原作になっているだけに、なかには壮絶なイジメ描写や悲しい展開も多数ありました。しかし、今観ても素晴らしい作品がたくさんあるので、自分が子供の頃に観た感動作を、我が子と一緒に見直してみるのも良いかもしれませんね。
(竹部晴信)



