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いまや「ギャル」は王道ヒロインに? ラブコメ漫画で輝く彼女たちの魅力

「陰キャ」と「ギャル」。一見すると相性が悪そうに見える組み合わせですが、実は今、ギャル系ヒロインのラブコメマンガはトレンドジャンルになっています。2010年代中ごろから火が付いたギャル系ラブコメは、現在も続々と新作が生み出され人気を博しています。その魅力と背景について解説します。

「次にくるマンガ大賞」でも目立つ、ギャル系マンガ

『はじめてのギャル』 第1巻 (KADOKAWA)
『はじめてのギャル』 第1巻 (KADOKAWA)

 雑誌「ダ・ヴィンチ」とniconicoが毎年開催している「次にくるマンガマンガ大賞」。ユーザー投票によって大賞を決定するアワードで、2019年も6月下旬から7月上旬にかけて投票が行われました。

 さまざまな作品がノミネートされているなか、勢いを感じるジャンルにも気付きます。そのひとつが、ギャル系作品。『ギャルと恐竜』、『その着せ替え人形は恋をする』、『やんちゃギャルの安城さん』と、ギャルが主人公の作品がコミックス部門で3作品ノミネートされています。

『ギャルと恐竜』はタイトルどおり、恐竜と暮らすギャルの生活を描いた新感覚日常系作品といった内容ですが、残り2作はともにラブコメで、メインヒロインにギャルを据えた恋愛系の作品です。

 実は、ラブコメでは数年前からギャル系ヒロインがひとつのトレンドになっています。今回のノミネート作品以外でも、非リア充系の主人公がギャルと付き合う『はじめてのギャル』、先生に恋したギャルが料理研究部で活動する『ギャルごはん』といった作品が現在連載中です。

 ラブコメとは違いますが、現在アニメ放送中の筋トレコメディ『ダンベル何キロ持てる?』も主人公はギャルですね。少し前には『星野、目をつぶって。』といった、メイクを通じてギャルのクラスメイトの秘密や心に触れていく青春劇もありました。

 かつてラブコメというジャンルにおいて、ギャルは人気とはいえませんでした。もちろんギャル系ヒロインが存在しなかったわけではありませんが、ギャルはいわば清楚な“王道ヒロイン”に対するバリエーションであり、なかなかメインヒロインとなることはありませんでした。

 90年代後半に浸透したいわゆる「コギャル」をルーツとするタイプのギャルは、ファッションも恋愛関係も派手なイケイケイメージが強く、純愛やピュアさが求められやすいラブコメとは長らく相性が悪い存在だったといえるでしょう。私自身もそうですが、「ギャル=怖い」というイメージを持っていた人も多いのではないでしょうか。

 そんなギャルが近年、ラブコメにおける人気ヒロイン、人気ジャンルになったのはなぜでしょう?

【画像】「キモい」のか「好き」なのか? ギャルのヒロインと主人公の会話シーン(10枚)

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