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「お色気描写」にドキドキが止まらなかった90年代マンガ・3選 少年の性癖をゆがませた?

まだネットが今ほど普及していない90年代に生きた少年たちにとって、マンガで描かれたお色気描写はかけがえのないものでした。今読んでもドキドキしてしまうマンガ3作品を紹介します。

思春期のマンガ少年にとってはたまらない?

魅力的なヒロインが多数登場する『BOYS BE… SKETCH』。画像はDVD第2巻(パイオニアLDC)
魅力的なヒロインが多数登場する『BOYS BE… SKETCH』。画像はDVD第2巻(パイオニアLDC)

 少年マンガといえば、主人公の成長や強敵とのバトルが醍醐味ですが、それだけではありません。ときおり訪れる魅力的なキャラによるお色気シーンは、思春期男子をドキドキとさせるものです。とくにマンガ雑誌が発行部数を大きく伸ばしていた90年代は、ネットが今ほど普及していなかったこともあり、お色気描写のあるマンガは、男の子にとって数少ないドキドキを与えてくれるコンテンツのひとつでした。

 90年代のマンガは、どのようなお色気描写で少年の心を鷲づかみにしてきたのでしょうか。

 最初に紹介する『GTO』は、藤沢とおるさんが1997年より「週刊少年マガジン」で連載開始し、実写ドラマ化もされた作品です。元湘南の暴走族である主人公の鬼塚英吉が、教師として着任した学校の問題を型破りな方法で解決していく物語です。大人からの性被害や、同級生によるイジメといった当時の社会問題を多く扱っていたことでも話題を集めました。

 そんな本作のお色気描写はというと、ブラジャーやパンチラシーンなどリアルなタッチで描かれ、読者の想像力をかきたてるものでした。「川島・山内のマンガ沼」(読売テレビ)第21回放送では、お笑い芸人の麒麟・川島明さんが、『GTO』について「性癖を決められたマンガ」と語っているほどです。

 SNSでは「GTOやたらとエロかった記憶がある」「アングラっぽい雰囲気の方がエロく感じた」などのコメントが寄せられています。一方で「当時はエロさに抵抗があったけど大人になってみるとセンスの高さに驚いた」といった声も。『GTO』はお色気描写だけではなく、センスある描写も含めて今なお支持されているようです。

【画像】実写化もされた「お色気」描写が好評な90年代マンガ(4枚)

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