『ワンピース』の元ネタになった実在の海賊たち ふたりに「分裂」した有名人も?
海賊ではないひとりの名前から、全く異なる性格の海賊がふたり誕生?
●「魔術師」バジル・ホーキンス

こちらも最悪の世代のひとりで、「ワラワラの実」の能力者バジル・ホーキンスの名前は、イングランド出身のジョン・ホーキンスという人物から取られています。彼はポルトガルの奴隷船を襲って奴隷を略奪し、売りさばいていた海賊でしたが、後に海軍の提督となりました。同じ最悪の世代のX・ドレークのモデルの、フランシス・ドレークの従兄弟でもあります。
●「怪僧」ウルージ
最悪の世代の怪僧ウルージについては目立った活躍シーンが少なく、受けたダメージに応じて戦闘力がアップすること以外は、能力者なのかすらよくわかりません。そんなウルージの名前は、アラブ人海賊の「バルバロス・ウルージ」から取られています。
なお、バルバロス・ウルージには、オスマン帝国の提督を務めた「ハイルディン」という弟がいます。そういえばワンピースでも、メラメラの実争奪戦で登場したエルバフ出身の巨人族がハイルディンでした。なお、作中でウルージとの関係性は特にないようですが、もしかするとウルージが巨人族と何か関係していることを示唆するネーミングかもしれません。
●バルトロメオとバーソロミュー・くま
「バリバリの実」の能力者、バルトロメオと「ニキュニキュの実」の能力者バーソロミュー・くま、性格や立場の異なるこのふたりは共通の人物の名前が元ネタの可能性があります。その人物は、ポルトガル人のバルトロメゥ・ディアスです。バルトロメゥの英語発音が「バーソロミュー」なのです。彼は海賊ではありませんが、ヨーロッパ人として初めて南アフリカの喜望峰を回りました。
他にもヨーロッパ、中国、中東の海賊に由来する『ONE PIECE』キャラクターは多いです。興味を持ったら世界の海賊史などを調べてみるのも面白いでしょう。
(レトロ@長谷部 耕平)


