『ワンピ』クロコダイルの性別論争に新展開! 「元女性」説を覆す新たな根拠
バーソロミュー・くまの過去編から浮かび上がった、もうひとつの仮説

実はくまには、天竜人の奴隷だった過去がありました。そして「週刊少年ジャンプ」2023年46号に掲載された第1095話では、くまが同じく奴隷の身だった幼い頃のイワンコフと出会い、共にゴッドバレーの地で「人間狩り」の対象となっていたことが明かされています。
ここから一部の読者たちは、奴隷時代のイワンコフが同じく奴隷だったクロコダイルに出会っていたという可能性を想像したようです。ネット上では「イワンコフが元奴隷なのはびっくり。同時にイワンコフが言っていたクロコダイルの秘密ってもしかして……と考えてしまう」「クロコダイルも実は元奴隷で、このころにイワンコフと出会っていた。それが弱みって可能性もあるのか?」とささやかれています。
以前から『ONE PIECE』には、ボア・ハンコックを始めとした元奴隷の過去を持つキャラクターが登場しており、その多くが誰にも知られたくない黒歴史として秘匿していました。もしクロコダイルにも奴隷だった過去があるとすれば、プライドの高い彼のことです、「インペルダウン編」でイワンコフたちに力を貸してでも元奴隷という事実をひた隠しにするのではないでしょうか。
またクロコダイルが元奴隷だったとすれば、ほかの描写とも辻褄(つじつま)が合います。というのもクロコダイルはかなりの野心家だったからです。アラバスタ王国の支配を企んでいたときには、古代兵器「プルトン」を手に入れ、世界政府をもしのぐ軍事国家を作り上げることを目指していました。これはもともとの性格に加えて、奴隷時代に酷い扱いを行ってきた人間たちに対する復讐心という意味合いもあるのかもしれません。
他方で、この説には重大な欠陥があることも見逃せません。イワンコフの性格からして、たとえクロコダイルが奴隷だったことを知っていたとしても、それを「弱み」としてチラつかせるとは考えづらいからです。
加えてイワンコフが握っている弱みは、クロコダイルがまだルーキーと呼ばれていた頃に仕入れた話でした。たとえクロコダイルが奴隷だったとしても、ルーキー時代には自由の身だったはずなので、時系列がズレてしまうでしょう。
「元女性説」と同様、いろいろとツッコミどころがありつつも信じたくなる「元奴隷説」、はたしてクロコダイルの弱みとは、いったい何なのでしょうか。
(ハララ書房)

